2020年 10月 07日
10月7日(水) イヤなおじさん
だからといって、既成のものが悪いわけではなく、出版事情的には限界なのだろうだと思います。それはそれでよいです。ただ、意気軒高で意欲に富む大学の日本語教員たちあたりが、読みがいのある、外国人の学習者にこそ読んでほしい文章を集め教科書として出版してほしい、それが私のとっても自分勝手な、一つの願いです。実際にはある程度、そうした狙いの教科書が刊行されているのですが、私の目からは完成度が高くなかったり、あまりに上級だったりします。現実には難しいのでしょうね。自分のできないことをほざき、わがままを書いて、失礼しました。
たぶん10数年前からなのかな。いつからなのか正確にはわかりませんが、列車の座席に座る際に通学鞄やリュックを下に置く学生が増えた、というかそれが主流になった気がします。ひざ上には置かない。地べたに置いて、底が汚くないのでしょうかね。下車したらそれを背負ったり机に置いたりするのだろうに。その感覚も今一つわかりませんし、親のしつけというほどでもないでしょうが、子に伝える意識もどんなもなのかわかりません。じゃあひざ上に何があるかというと特になくて、要はスマホをいじる際に邪魔だからのようです。何もしないでいる子どもでも、荷物を無雑作に下に置きます。混雑時、鞄が邪魔に思う時は、たまにわざとらしく蹴とばす、そんな私はイヤなおじさん。
#
by 1220hagiwa
| 2020-10-07 21:40
| 本 編 2020
2020年 10月 06日
10月6日(火) 単語の文化的意味
東京で働いていた時は給料がよくても死んだ魚のような目をしていたと、「プロフェッショナル」に出ていた魚の仲買人の方が言っていました。私にとっては、いつも同じテキストで同じような(マイナーチェンジくらいはしていても)授業をしているときは、死んだ魚の目をしているはずです。自分らしくできること、それは新しい授業、企画に取り組むとき。決して他から与えられるものではなく、たいていが前例のないこと。経験でわかります。他の人が考えなさそうなことを、小さくてもやってみる。そして実際、だれもやろうとしない。その小さな挑戦にささやかな生き甲斐があります。今回の授業も、日本語教師が英語を?と思われそうですが、それは認識不足の人の戯言だと私は確信をもって断じます。
国道4号線を終点の青森方向に向けて西に歩いていくと、時間の流れが違っていきます。雑木林の次は田んぼ、次いで雑木林あるいは原野。単に人家が少ないとか店がないだけではなく、50キロ超で車が脇をすり抜けていく中、どこか別の空気の中をひたすら歩いているような気さえします。東京では味わえない感じ。
それにしても…三浦春馬さんが亡くなって、主演していた連ドラの結末は…なんとも寂しいものでした。生きていてこそ、です。
#
by 1220hagiwa
| 2020-10-06 23:12
| 本 編 2020
2020年 10月 05日
10月5日(月) ゼロ回答
学校近くの、見覚えのある信用金庫の建物が映されていました@NHK。苦境に陥った下町の経営者たちと信用金庫の職員さんたちのやり取りを描いていました。近辺のホテルに関していえば、クローズが続いています。なんてったって、ここ数年でいくつも建ちすぎ。他人事ながら心配していたら、コロナウイルス禍で案の定、立ち行かなくなってしまいました。映っていた中国料理店、今週訪ねようかな。
外国人留学生の入国審査を厳格化、と読売新聞が一面トップに。だからダメなんですよ、こういうメディアは。ほかにネタはないのか。ちゃんと読めば中国からの学生が対象で、防衛関係の情報、技術の流出を防ぐためとあります。そんなの当たり前のことで、今さらどうこういう話ではありません。それをわざわざこの時期にデカデカと載せる気が知れません。結果、留学生がみんな怪しい、と白い目で見られでもしたらどうするのでしょう。
ただ、2年前ですが、中国のとある学生が学校では中国政府へのコメントはしたくない、それは監視の目があるからだ、というようなニュアンスのことを言っていました。それはなるほど無きにしも非ずでしょう。どこにどんな目が光っているか、わからない。もしかしたら、日本語学校の校内にも。でも現実的には、その可能性は大学のほうがはるかに大きい。大学に在籍する中国人学生は圧倒的。その中には、政府と何らかのつながりを持ったり何がしかの監視的な活動を求められていたりする学生が、必ずしもゼロとは言い切れないでしょう。想像したくないですが、もしそうであったらおそろしいことです。
学術会議の件、SUGAさん、予想通り何にも説明しませんでした。本人曰く丁寧な、でも中身のない空疎な発表は、前任者をしっかり継承。やっぱり信じられない人です。そもそも月刊誌「プレジデント」で人生相談なんてしないでよ。彼を表紙に大写しするこの雑誌も雑誌です。大企業経営者にはありがたい政権なのでしょうけれど。
#
by 1220hagiwa
| 2020-10-05 23:22
| 本 編 2020
2020年 10月 04日
10月4日(日) 春樹さんの寄稿
ちなみに、書店では基地関係、沖縄関係(特に高文研の一連のシリーズ)がしっかり並び、関連資格関係、防衛白書も常備。おもしろかったのは、入るレストラン、食べ物屋さんが、ことごとく大盛なこと。外国人サイズでしょうか。女性が完食するのはさぞかし大変でしょう。
特別低額給付金の給付が完了。ありがたいですけれど、それが届かない、申請できない人が大勢と聞きます。現代日本のそうした問題点をはじめ、嬉しくないことは多々ありますが、そんな中、地方紙に載っていた(たぶん共同でいろんな新聞にも出ている)村上春樹さんの寄稿の中に、今の若い人に「世の中、良くなっていくと思いますか」と聞いても、「はい」と答える人はほとんどいないと思う、という一文を目にして、う~ん、そうか。と納得してしまうのでした。
もしかしたら、私の仕事の一つは、そんな思いを学習者に思わせず、希望を与えられるような時間を提供することなのではないかと思いました。そうそう容易なことかもしれませんが、私がしばしば口にする、QOLの向上の一助となる日本語教育、その意味を自身に問い直したいと思うのでした。
#
by 1220hagiwa
| 2020-10-04 22:09
| 本 編 2020
2020年 10月 03日
10月3日(土) おばかさん
年に1度授業で取り上げる「さよならの向う側」、そして話に聞いていた、歌い終わってマイク置くシーンを初めて見ました。ああ、こうだったんだなと納得。ステージからの去りかたは、なかなかのさりげなさ。子供の頃は百恵さんの魅力を今一つ感じられませんでしたが、ファンになってしまいました。40年ぶりです。
ちなみに今日通過したのは、百石(ももいし)という町。そこでは「ももちゃんカード」という地域の買いものカードがありました。
「おばかさん」とは、もちろんどこかの大統領。感染したとのことでお見舞い申し上げますが、頭の程度がいかに低いか、自らの身体でもって証明したかたちです。お気の毒さま。
#
by 1220hagiwa
| 2020-10-03 23:37
| 本 編 2020