シバ犬あっちこっち ~日本語教師のモノローグ~
2024-03-26T22:06:52+09:00
1220hagiwa
シバ犬好きな日本語教師が、学校や日本語教育のこと、あれこれ感じた些末なこと等をつらつらと。 ★「番外編」(本の紹介)…不定期
Excite Blog
3月26日(火) 20から84にかけて
http://hagiwa.exblog.jp/242119406/
2024-03-26T21:51:00+09:00
2024-03-26T22:06:52+09:00
2024-03-26T21:51:00+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
30歳を過ぎての日本留学。在籍の2年間,欠席はおろか一度の遅刻さえない,つまり出席率100%の学生もいました。頭が下がります。そんじょそこらの根性の持ち主ではありません。
29歳でしたか,大谷選手。通訳氏の醜聞に惑わされず,野球に集中してほしいものです。応援しています。
私はいい歳をした50代のおじさんです。大谷選手には及びもつかない,天と地ほどの差もある程度の人間ですけれど,一部の学生からは支持されていることがわかり,ラッキーな人間です。これからもいい先生でい続けてほしいとの,およそもったいない言葉も。身に余る…とはこういうことでしょうか。学生に支えられていることで仕事ができている。それを痛感するのが今の季節。ただし,皆に好かれるつもりは毛頭ありません,もちろん。
そのおじさんの私,先日のミニ報告会では相変わらず少数ですが,皆さんにお話を披露でき,貴重な時間を過ごすことができました。これも,思い切って応募したからこそできたこと。今後もしつこく,粘り強く,そして皆に関心を持たれずとも,学生に役立ちそうな実践をじわじわと続けていく予定です。
84歳だか何だか知りませんが,次期衆院選に出馬しようとしていたというのも,なんとも恐ろしい話。それがニカイだとか何とかいうご老人。実力者だそうですが,以前からしばしば見せていた傲岸なあの態度,物言い,ひどいもの。品性が一片も感じられず。ただの老害。失礼ながら幹事長になった時点から気に食わなかった方です。負けじと品のない言い方ですけれど,とっとと二階の押し入れや納戸にでも…いかがでしょう。ヨタヨタ足元もおぼつかない方が政界の中心に居座っているのが日本の現状で,これを引き継ごうとしていたのが他の重鎮とされる方々。荒波が収まるのをひたすら待っている,何も説明できない,自分の言葉がないそんな皆様方は,つまり同じ穴のムジナ。体たらく。でもそれを選んだのは私たち国民とその社会,風土。残念。
]]>
3月19日(火) 軽さ,あるいは軽み
http://hagiwa.exblog.jp/242114858/
2024-03-19T22:32:00+09:00
2024-03-19T22:34:15+09:00
2024-03-19T22:32:32+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
まもなく今年度の授業が終わります。同時に,今期のいくつもの実践も終わります。その一つ,ライフをキーワードにした恒例の実践も全9回の連続授業を終えるにあたり,アンケートとインタビューを実施しました。もちろん肯定的なコメントが寄せられてありがたいのですが,まだできること,深められることがあるのに…そんな物足りなさが自分自身にあり,忸怩たる思いを常に抱えています。それは,自身のある種の「軽さ」ないしは「軽み」に由来していると自覚。しっかり,きちんとしたプランが性格的に立てられない故,アドリブ,思い付き,あるいは場あたり的な対応はどうしても避けられず。まあ,厳密にやってもやらなくとも結果は変わらないとの思いも実は自分自身にあります。だからそんなに気にしても意味がないのです。そんなもやもやも,毎年のこと。でも,何よりもいい反応が全員から得られたこと,何がしかが16名の受講生の心に届き,残ったことがわかって,私の小さな試みもあながち無駄ではなかった。そんな心地よい疲労感に包まれています。これを世間的には教師冥利というのでしょう。]]>
3月17日(日) うたのきしゃ
http://hagiwa.exblog.jp/242113394/
2024-03-17T21:07:00+09:00
2024-03-17T21:12:13+09:00
2024-03-17T20:53:06+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
「作りたい女と食べたい女」。平日夜の15分ドラマのパート2が先日終わりました。女性同士の恋愛模様が軸となった,丁寧な作りでさわやかな印象を残した佳作。劇中で毎回紹介されるレシピ,私は作りませんが,おいしそうだなぁと思ったり,主演の比嘉さんはどこから見てもきれいだなぁなんて感じたり。就寝前のちょっとした至福のひと時でした。
そんな「レシピ」,タツロー氏の一曲が評判が良かったことを先日のこの欄でも紹介しました。その歌詞の授業の最終回には,美空ひばりさんの「川の流れのように」。毎年の恒例です。そして,歌がうまい,詩もいい,名曲だとの声があがるのも毎年恒例。いい曲は国を超えるもの。ちなみに,キーをたたいている今現在のBGMは,タツロー氏の「うたのきしゃ」。これも佳曲。今年も行きたいな,コンサートツアー。待っています。昨年は名古屋への弾丸旅行でしたけれど…日本中,どこへでも行きますから。
春爛漫,とはいかないようです…明日はぐっと冷えるというので。そんな中,荒川の支流沿いをメインに,地元をひと月ぶりに走りました。およそ50分,10キロにも満たないでしょう。でもいいのです。この辺りは以前の横浜北部とは違って,基本はどこまでも平坦。それがイマイチもの足りませんけれど,走りやすいことは確か。今年こそは久々にハーフに出る予定です。
]]>
3月16日(土) ウィンウィン
http://hagiwa.exblog.jp/242112758/
2024-03-16T21:48:00+09:00
2024-03-19T21:39:26+09:00
2024-03-16T21:25:44+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
半年ぶりのヒューマンライブラリー。今回もよかった。波乱万丈な人生を送ってきた方の語りも,クルドの方のそれも,どちらも印象的。いかに私の世界,私の視野が狭いかを痛感させられる。それがこのイベント。ああ,私も久しぶりに主宰したくなります。が,機が熟していないようにも…いや,機が熟するのを待つのでなく,熟させる,それが本当かもしれません。本気で考えます。
しばらく前,JR蕨駅前でクルド人がらみのヘイトデモがあったと聞きます。明日は明日で川口駅で似たようなデモがあるとかないとか。でも,これもだいたいが関係ない人がストレス解消とか鬱憤晴らしとかで叫んでいるだけの,低劣なお遊びにも見えますが,事実はどんなものでしょう。確かに外国人だからどうしても目立つのはやむを得ません。でも日本スゴイ派のS新聞も話題作り,売り上げのために,あるいはネット民やヘイト好きな人のために1を10にして騒ぎ立てず,また一部の投稿をすべての市民の意見のように10を100にして書きたてず,落ち着いた記事をお願いしたいところ。発言の主は本人なりに真剣に正義をうたっていても,基本は外国人は黙ってろ,おとなしくしていろ派の方なのかも。中国人や韓国人への文句は言わなくても,クルドに文句を言うのは不思議(国家間の交流がないから,言いやすい,たたきやすいのかなと想像)。それに大多数の地元民はよほど冷静。ごみを散らかすマナー違反のヤツ,運転トラブルを起こす若い連中は,日本人にもいっぱいいます。統計からも明らかでしょう。世界中,どこも似たり寄ったり。だから警察もわざわざ動かないのだろうと思います。
そんな京浜東北線沿線でいえば,大宮も通る,例の北陸新幹線。金沢・敦賀間が本日開業。おめでとうございます…でも,どうするんでしょう。敦賀…昨秋旅しましたが,見どころは決して多くはなし。その折に知ったひとつは,確かに日本の鉄道発祥のひとつに近い土地だということ,でも,あとは,氣比の松原,「命のビザ」を手にした難民たちの上陸地,とか…。
それから新駅のひとつ,小松。私の記憶では北国街道沿いの特にない土地。寺町の印象があります。その駅には,なんと東京からの最速の直通列車は1日2本のみ。あとは金沢発敦賀行の列車が1時間に一本程度。そもそも,秋に歩いたときの駅前は,よくあるシャッター街。越前たけふ駅なんて,もっとたいへん(ついでに言えば,「武生」という由緒ある漢字表記を大切にしてほしい)。私が都会に住んでいる人間だから偉そうに言ってしまうのですが,新幹線が通ることであとは何が残るのか…一時の盛り上がりの後の,立派な駅舎と対照的な,人通りのない駅前,テナントが去った駅ビルの店舗スペース。莫大な地元負担。歴史ある特急,今回なら特急サンダーバードなどを無くし,新幹線との乗り換えがいちいち必要になることで失ったもの,すなわち代償はあまりに大きいように思います。素人の考えでは,同じ北陸新幹線で言うと糸魚川,東北新幹線ならいわて沼宮内あたりもいい例でしょうか。生活者と旅行者,どちらの利便性を大切にしたらよいのか。ウィンウィンとは聞こえはいいですが,その実現はなかなか困難そう。言ってみれば,ルーズ&ウィンかな。
]]>
3月11日(月) 50年
http://hagiwa.exblog.jp/242109499/
2024-03-11T22:16:00+09:00
2024-03-16T21:11:34+09:00
2024-03-11T22:16:25+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
その3.11当日の今日は,墨田区の本所防災館に学生を引率しました。防災体験をいくつかさせていただくコースに,2か月前に申し込みました。だって,気づいたら,3.11当日が私の災害の実践授業の日にあたったからで,行かねばなるまいと思ったわけです。そうしたら,余裕で参加可能でした。変な言い方ですが,もっと混んでいると思っていたらそうでもなかった,気が抜けた,のがホントのところ。もしかして,まさかまさか,気が緩んでいる,なんてことはないでしょうか,学校の先生方は…少なくとも,今日の午後イチの時間帯に参加していた日本語学校関係者はいませんでした。
直接の効果が表れるかは皆目不明ですけれど,頭の隅に,いつか必ず起こる災害との遭遇に関する意識が芽生えたら嬉しいもの。私の授業を通してもせいぜいぼうっととらえていた程度の知識,認識が,今日の体験でよりクリアーになって整理され,多少でも実感を伴ってくれていたなら,十分に大きな成果があったというべきもの。もちろん,過大な期待はしていません。
「人となり」という言葉が私の録画した視聴覚の素材に出てきました。学生はほとんどわからなかったようです。確かに,ややもすると「人隣り」に思えてしまうかもしれません。でも,この言葉,母語話者としてはそこそこの使用頻度のように思います。それに,その「そこそこ」という語彙も,そこそこ使います。そんな語彙を紹介せずに来てしまったこの1年,まもなく年度末。
防災体験コース終了,解散,そしてお手洗いを済ませた,それがちょうど2時46分あたり。ひとり,館内の座席で黙祷してきました。犠牲者の方々のご冥福を祈ります。
]]>
3月10日(日) ピース
http://hagiwa.exblog.jp/242108697/
2024-03-10T20:35:00+09:00
2024-03-11T21:59:47+09:00
2024-03-10T20:45:12+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
俳優の上白石姉妹,どちらがどちらかいつもわからなくなるのですが,二人とも好きです。聡明で,自分の言葉で語れる人。萌音さんだったかと思いますが,しばしば目にする/耳にするインタビューや対談でもその賢さが際立ちます。同じ本好きでも,私なんぞに比べてその理解力,洞察力は抜群。ずいぶんと頭のレベルが違うなぁと思わずにいられません。
次の発表に向けてやるべきことが滞っています。けっこう切迫していたりするくせに。遊んでいる場合(博物館についつい足を運んでしまうことも,遊びのひとつ)では,本当はないのですが。
]]>
3月9日(土) 瞬き
http://hagiwa.exblog.jp/242108402/
2024-03-09T22:33:00+09:00
2024-03-10T17:19:24+09:00
2024-03-10T13:52:03+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
歌詞の時間にタツロー氏の「レシピ」を紹介したのが先日。比較的最近の曲です。個性的な歌詞が受け入れられたようで,評判はまずまず。私個人もシンプルなアレンジがお気に入りの一曲です。昨日は陽水氏の「瞬き」。こちらもスローで落ち着いたメロディー。歌詞も温かく,幸い,気に入ってくれた学生もいます。陽水氏といえば,コロナ禍を経て半ば引退状態。富山・オーバードホールでの50周年ツアーが最後の生(なま)声になりそうです。そして盟友・タモリさんも「ブラタモリ」を終えるとかどうとか。今夜も「瞬き」が流れる中,花束を抱いているシーンがエンディングで映っていましたが…。次回の予告もなかったですし,気になります。でも,いい仕舞い方,引き際かもしれません。大げさにすることなく,さらっと去っていく…とすれば,陽水氏と共通ですな。
ライフをキーワードにした実践を続けてきて,今年度も,そして今回のワンタームも,はや終わりつつあります。いつもバタバタでゆっくり振り返らずに来ました。所詮たいしたことはできませんけれど,自分なりに感じるのは,それこそ「瞬く」間に授業も,季節も,人生も過ぎてゆく。ないしは過ぎてゆくのだろうということ。哀れなり。
]]>
3月3日(日) 水戸にて
http://hagiwa.exblog.jp/242103883/
2024-03-03T21:38:00+09:00
2024-03-04T22:02:39+09:00
2024-03-03T21:38:10+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
自分のほうはいいとして,今回も他の方から刺激をいただきました。アートと言語教育のかかわりについても示唆がいただけ,明日以降につながります。知識のなさゆえ私がぼうっとしてしまった,そんな他の方の素敵な,誠実な研究の発表も多々あり,トータルでは参加してよかったのでした。
それよりも嬉しかったのは,2日間とも早朝に千波湖周回コースのランを楽しめたこと。今朝は氷点下近く?さすがに寒かったですけれど,連日の快晴。水戸に行った甲斐があったというもの。爽快。いつもこのコースは,素敵。また今度季節のいいとき,昼間にじっくり,心ゆくまで走りたいです。
]]>
2月25日(日) 天啓
http://hagiwa.exblog.jp/242098371/
2024-02-25T21:14:00+09:00
2024-02-25T21:14:02+09:00
2024-02-24T21:32:36+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
でも,くじけず,当日向けのpptを鋭意作成。おかげであらかた出来上がったような,まだのような。今日の外は冷たい雨。やがて雪になるかもしれません。どうせ走れないと諦め,部屋にこもってキーを打ちました。発表当日は,現地で久々の,慣れ親しんだホテルの玄関前から小さな湖一周の朝トレする予定です。せっかく前泊で遠隔地に行くのですから,ランも発表も,ついでに美術館も楽しむつもりです。
災害の授業で公害をテーマに掲げた先日。そうしたら,整理中の棚から足尾鉱毒事件の田中正造を描いた文庫本by城山三郎がぽろっと飛び出してきました。う~ん。こりゃ天の導きか,ならば読まねばと。それにしてもいつ買ったのだろう…すっかり紙が茶色く変色した小さな本,そのページをさっそくめくってみると,読ませます。いま手にしている今回の芥川賞,直木賞の3作と合わせ,4冊並行して読むことに。すると次は,『苦海浄土』でしょうか。以前,挫折したことがあります。
]]>
2月24日(土) 2年
http://hagiwa.exblog.jp/242098352/
2024-02-24T21:00:00+09:00
2024-03-03T21:27:14+09:00
2024-02-24T21:00:17+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
今日で2年になります。ロシアのウクライナ侵攻。トンデモの国です。早くやめてほしい。彼の国はマトモな思想を抱かず,国際秩序を破壊し,平気でいます。そしてそれを止めるすべを国際社会は持っていない。国連も機能不全。なんとも情けない。人間の叡智とやらはどこへ。戦争は最大の災害の一つ。それを学生たちはわかっているでしょうか。次回の災害の授業は,メインは3.11,その初回にあたります。その冒頭にでも,チェルノブイリに触れます。そして,ウクライナ侵攻2年にあたり,何を考えるかを投げかけるつもりです。答えは宿題として出してもらいます。そこにマトモに答えられるかどうか,それは大人が相手なら,問うべき,ないしは問うてよい問いのはず。もちろん,中には子供っぽい人もいますし,日本語は上手でも中身がそれにふさわしくない学生もいます。
図書館の多言語サービスに関する小さな講演とワーク@熊谷に参加したのが,しばらく前。お話も面白かったですし,10名の参加者のうち,多くは県内の日本語教育関係者。多読作成のメンバーもいました。さすがです。共通する思い,問題意識があるのですね。以来,折に触れて勤務校での図書サービスを以前にも増して考えるようになりました。少しずつ具体的なイメージとなって形作られつつあります。より言語化,明確化させたうえで提案できたらと思っています。
]]>
2月23日(金) 誕生日
http://hagiwa.exblog.jp/242097327/
2024-02-23T20:18:00+09:00
2024-03-03T21:26:53+09:00
2024-02-23T08:42:12+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
アイヌに関する自分の圧倒的な無知を恥じつつ,それへの反省をベース,起点にしたごく小さな実践を経て,その報告をする機会をこの夏(けっこう先ですね)に得ました。もちろん日本語教育の視点から,何ができるのか,ないしはできないのかを検討し,問うもの。今の私にはまだまだ力及ばずの部分が大きく,決して立派な報告にならない自信があります。けれど,こうした機会がないと自分の中で思考が深まりません。
味方をするとか肩入れするとか。そんなつもりは,なし。そうではなくて,知らなさすぎること。日本語教育の末席を汚す者として言えば,日本語教育に携わる多くの者はアイヌをあまりに周縁化,あるいは他者化しすぎているのではないかと感じます。日本に住む異民族といかに生き,(私が今一つ好きになれないことばですが)「共生」していくかを,少なくともここ東京を中心とした日本語教育の現場では視野に置いていません。だから,授業でマトモに触れること,扱うことはほぼありません。扱うとしても知れています。その姿勢は,外国人への教育を進める一方でどこか片手落ち,灯台下暗しのような気さえします。強いて言うならば,和人による,国内に住む他民族への無言の権力行使でしょうか。在日韓国朝鮮人あるいは在日中国人の皆さんに対する日本語教育からの視線,態度も,いい悪いではなく,現状としては同様です。さらには,在日ブラジル人やクルド人といった皆さんにどう向き合うかを問うことにつながると思います,
]]>
2月17日(土) 真っ赤
http://hagiwa.exblog.jp/242093245/
2024-02-17T21:17:00+09:00
2024-02-23T08:18:01+09:00
2024-02-17T21:17:07+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
その,侵略している側の国の若い世代?の日本語教員向けの研修を勤務校が打診されているようです。数週間にわたって日本に滞在し,日本語教育と日本生活を体験しようとのプランらしく,東京の民間友好団体が企画しているとのこと。目下,見積もりをしているのかもしれませんが,私個人は授業は担当しないにせよ,もやもや。さて,勤務校は受け入れるのでしようか。思想検査をするわけはありませんし,日本語教育を勉強してくれるのはありがたい限り。でも,心情的には受け入れたくない気持ち,大です。なんだか違う気がしてしかたがありません。今度,週明けにでも,一人の職員としては受け入れ反対の意思をもつと伝えるつもり。学校としての理念にかかわります。
かれこれ数週間,家中の棚やら箱やらをひっくり返し,ずいぶんと探しまくったのですが,見つかりません。それは,重要書類。どうやら引っ越しの際,不要なものに紛れて処分してしまったようです。大切にしようと思って別の袋か何かに入れておいたのを見誤ったのでしょうか。悔しいです。中には思い出のものも少なからず含まれています。要は,私がだらしがない。その一言に尽きます。あぁ,もったいない。
中国の春節に合わせ,20年以上前の台湾の卒業生が来日し,東京をベースにあちこちへと足を運び,楽しんでいるようです。ふだんは忙しくてまったく余裕がないとこぼす彼,せめてこういう時くらいは羽を伸ばしてほしいもの。嬉しいのは,私を見て日本語の先生になりたいと思ったとのことば。そう,現地では毎日,日本語の個人レッスンを受け持っているそうです。きっかけが私なんかのトンデモ教師で,よかったのかな。嬉し恥ずかし,でもありがたし。
]]>
2月12日(月) 反対派
http://hagiwa.exblog.jp/242089285/
2024-02-12T22:00:00+09:00
2024-02-12T22:00:02+09:00
2024-02-12T22:00:02+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
3か月ほど前に死刑をテーマに時間をとったとき,ヨーロッパの学生は全員,反対でした。対照的に,中国が多数を占めるアジアの学生は全員,賛成。アメリカとオーストラリアの学生は,迷いつつ,判断が分かれました。各国の教育の結果ないしは「成果」でしょう。私は数年前以来,反対の立場。仮に自分の身内が重罪を犯したら,死刑賛成と言ってしまえるか自信がありません。同時に,秋葉原事件や京アニ事件の犯人への死刑に賛成する思いが私の中ではゼロではなく,むしろ当然でしょ,という思いがあるのも否めません。けれど,落ち着いて考えると,国家としてあるいは国民の総意として個人を殺してしまっていいものか,そういう安易な判断,感情にするすると流されてしまう自分に疑念を持ちます。本能的に,当たり前のように賛成してしまうのは,日本の教育や社会通念に由来している気がします。でも少し立ち止まってみると,違うんじゃないかとさえ思います。だから,今は反対です。少なくとも賛成はできかねる,それが今。
とはいえ,そんな甘っちょろいことを考えている今も,世界では戦争が続いています。やむ気配は見えません。私には何もできません。戦争の時代(に入りつつあるように感じる)今,日本語教育に携わる者として何ができるか。昨年来,頭の隅から離れることはありません。せめて,せめて戦争の授業を続け,戦争の無意味さと暴力性を多面的に伝え,メッセージを間接的にでも伝えることしかなさそうだと思っています。
山の上ホテルが閉館だそうで…私は浪人中(駿台予備校出身。駿河台界隈をよく歩きました),横を通っていました。記憶が正しければ,伊集院さんも定宿にしていたはずです。
]]>
2月11日(日) ほむほむサイン
http://hagiwa.exblog.jp/242087859/
2024-02-11T20:23:00+09:00
2024-02-11T20:23:11+09:00
2024-02-11T08:10:22+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
何人かの学生も耳にしたことがあるという,直木賞に芥川賞。発表後も買ったことは今までそうありません。でも,今回は3作とも関心が高く,新聞広告等で見かけたサイン会を予約。先日は『ともぐい』の河崎秋子さん@紀伊國屋。気さくで飾らない姿が魅力でした。作品は冒頭からぐっと引き込まれる展開。緻密でありながらどこか余裕のある描写は,今で接してきた吉村昭さん,戸川幸夫さんの動物-人間小説とは違った味わいとインパクトがあります。そもそも「熊文学」っていうジャンルはあるのでしょうか。犬文学,猫文学は?…あるでしょう。そう,漱石の名作からして。犬なら,最近では馳星周さんとか。なら,馬文学は?宮本輝さんの『優駿』は読みました。狐文学,狸文学は?…これは民話や昔話の世界かも。兎文学はピーターラピットかな。蛇文学はなさそう…いやこっちは怪談話に近くなるでしょうか。来週は芥川賞と,もう一作の直木賞のサイン会の予定です。
そうだ,穂村さんから以前一度著書にサインをいただいたことがあります。15年くらい前でしょうか,青山で。その際はフジモトマサルさんもご一緒。穂村さんは私のいでたち,つまりは服を見て,その場で一首ひねってくれました。大切にしています。
]]>
2月10日(土) 半世紀
http://hagiwa.exblog.jp/242087385/
2024-02-10T21:18:00+09:00
2024-02-11T20:28:47+09:00
2024-02-10T21:18:02+09:00
1220hagiwa
本 編 2024
そしてまた,LGBTQ当事者の語りに接する機会を得ました。今までの語りとはまた別の当事者の方です。海外からの学生に日々接する日本語教師ならなおのこと,当然認識しておくべき,あるいはきちんと心構えを備えておくべきこと。私はアライ(支援者)だと声を大にして言えるほどの人間ではありませんが,一応そのつもり。今回でまた気を引き締めます…勤務校にも当事者が少なくないのが現実ですから。ただ,残念ながら学校はその対応に,今一つ本腰を入れていない印象はぬぐえません。どこかまだ他人事なのかな。要は人権保障に改善の余地あり,との見方もできるのでしょうか。気のせいかな。粘り強く働きかけたいです。
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/