4月13日(月)  ヘタレ体質

 困っていること。関心を持って集めた資料が周りにありすぎて、整理ができなくなっていることです。異文化関係や、留学生支援、エンカウンターをはじめ、社会言語学、評価、そして描画その他、未読のものが着実に増えていきます。今日手にしたのは、『月刊言語』3月号からのコピー10数枚で、レトリックを特集したものです。「司法通訳の難しさ」「ソムリエのレトリック」等々、どれも読みたいのですが…こうした資料を帰りの電車で読んだりするのは途方もなく無駄というもの。120%眠ります。ヘタレ、とでもいうのでしょうか、軟弱な私は睡魔に到底抗えません。

 コピーの束からふと目に付いたもの。「脳と心的世界-言葉をめぐる客観と主観-」と題した、精神科医の方のエッセイです。赴任先のロンドンで「言葉を失った」筆者が、やがて自分の言葉を取り戻していく過程をさらっと描いています。現場にとっても参考になりそうです。そこで紹介されていた参考図書を、思わず図書館から借り出したいと思ってしまいました。でも、学校でやらなきゃいけないことも、大小いろいろ山がありますから、そうそう手が出ません。ふぅ。

 困っていること。そして、それでいて、楽しみつつ悩んでいること。「生きるための日本語」と勝手に命名した授業の中身です。明日は性格を表す言葉を用いた学生どうしの交流に、職業選択に関わるタスクを絡めていこうと画策しています。 
by 1220hagiwa | 2009-04-13 23:35 | 本 編 2009