3月2日(月)  I先生、健闘中

 気がつけば3月。もう今年度が終わりに近づいています。クラスでもっともっとやりたいこと、やり残していることが脳裏に浮かび、焦ります。学生に日本語の楽しさ、おもしろさを伝えずして、何が日本語の教師か!文型を教えるのも重要だけれど、それ以外の世界を伝えてこそ、この仕事の意味ではないかと考えます。どうしたものか…もどかしい限りです。

 金曜日の特別クラスでパートナーを務めてくれているI先生、がんばっています。今日も相談の時間を少しとりました。いまだに私だって試行錯誤ですから、彼女はなおさらのはず。それでも、堂々と学生に向き合って活動をリードしてくれていて、頼もしいです。ふだんのクラスでもすでに学生からの信頼を得ていますから、この活動をさらなるレベルアップへのステップとし、よりよい先生へと成長してほしい…などと、「上から目線」で思っています。

 さて机の上に、今朝の朝日新聞。例のインドネシアから看護士、介護士の研修生の記事です。なんとかならないものか…その対応、待遇、あるいは在留資格その他。現場の日本語教育関係者、あるいは施設の指導者はがんばっています。でも、私の職場の非常勤の先生で、看護の現場を知っている方の話では、受け入れ先の機関には日本人の人材が集まらない、問題のあるところ、要注意の施設が少なくないそうです。言われてみればその通り。日本人が応募してこない施設ゆえ、研修生を受け入れようとしているわけで…う~ん。研修生の皆さんががっかりしたり、日本に失望したりしないようにと望むばかりです。
by 1220hagiwa | 2009-03-03 00:05 | 本 編 2009