2月26日  野村敏夫 『国語政策の戦後史』 大修館書店

 院で授業を受けた先生の著作。新聞等でも取り上げられていますが、先生らしく、データをこつこつと集めた、たいへんな労作ではないかと思います(おこがましい言い方ですけれど)。そして、後半には先生の主張がさらりと控えめに書かれていて、優しいお人柄がしのばれます。
 「日本語の舵取り」と題された最終章では、「これからの時代、国語政策ではなく、むしろ日本語政策を」と語られ、思わず共鳴。その通りです。その他、ずいぶんと付箋をつけました。
by 1220hagiwa | 2007-02-26 23:13 | <番外編 2007>