9月14日(金)  信用ならない

 機械の不調で消化不良のまま終わってしまったのが、歌詞の授業。よりによって最終回なのに、うまく構成できず、がっかりです。ホント、機械って信頼できません。だから嫌いなんです。他のいろいろな会場などでも、機械トラブルに困る発表者、じっと待つ聴き手は数知れず。機械を信用するのもほどほどにしたいものです。

 最前列で舞台を観る機会を逸し、後部座席に甘んじました。それは「チルドレン」。仕事が終わらなかったせい。そう自分への言い訳にします。今回は私の好きな若村麻由美さんのほか、鶴見辰吾さん、そして高畑淳子さんによる3人芝居。迫力、緊張感で一気に観客をその世界へともっていきました。さすがに実力派の皆さんです。

 物語は、まさに私の目下の指向性とジャストフィット。フクシマの今、そして今後を髣髴させる、科学者たちの命を賭したシリアスなやり取りの中にほどよいユーモアをまぶした、観客を一切飽きさせない展開でした。私たちはフクシマをどうとらえたらいいのでしょう。正解はなくても、迷い迷いしていくことが、結果的によりよい生を生きることにつなが、そんなことをぼんやり考えます。それにしても、アクティブに動き回る若村さんが目の前で観られなくて、つくづく残念。

 まもなく今期も終わります。今期も学生たちに恵まれて、幸せです。

by 1220hagiwa | 2018-09-14 23:11 | 本 編 2018