9月13日(火)  杓子定規

 もったいないことです。スウェーデン出身の修了生が、ビジネスビザを取れませんでした。母国の大学の専攻と現在の仕事内容が違っていたためです。やむを得ず別の専攻に在籍し、卒業して来日した彼女。スマートで、日本語も非常にしっかりしていました。ファッションデザインの事務所で力を発揮できるセンスを持ち、6カ月頑張りましたが、結局正社員としてのビザが下りず、やむなく帰国します。本当にもったいない。こういうことをしていると、就職を考える留学生は日本に来なくなります。日本には日本の論理があるのでしょうが、肝心の会社が実力を評価しているのですから、杓子定規に扱わず柔軟に対応すればいいものを。まったく…日本の常識は海外の非常識。何が「国際化」ですか。笑います、これじゃ、日本は遅れをとるはずです。

 教員研修で扱っている「語り」。その「語り」に関する新しい分野を職場外で探っているところです。この試みがうまく運びそうになったら、報告できたらいいと思います。それは、社会的に、そして歴史的にも貢献できる役割ではないかとも思っています。
by 1220hagiwa | 2016-09-13 23:58 | 本 編 2016