2016年 04月 07日
4月7日(木) 分身で知る自分
アンドロイドロボットで著名な石黒浩先生の本をちまちまと読んでいます。なかなか進まないのですが、そんな今夜、NHKで「分身ロボット」が取り上げられていました。共通する部分もありそうです。当人がその場にいなくても十分に役割を果たせること、テレビ電話にはない当人の存在感などを考えると、単に遠隔地を結ぶネット教育よりはずっとリアルだなと思いました。そして、障害のあるかたを含め、人が自分らしい新しい生き方を見つけるきっかけになると知りました。そういえば平野啓一郎さんは「分人」という概念を提唱していて、私は賛同しています。
役割を持たせる、という意味では、今回の入学式の通訳もその一つ。ほかにも、学校のみならず広く日本社会と何らかの関わりを持ち、達成感が得られる場を学生に提供できたら、彼/彼女らはよりよいライフが送れるような気がします。自分で見つけられる人は決して多くないかもしれません。学生という枠に押しとどめるのは、教師側の都合よい解釈、当てはめ方なのでしょう。
ちなみに、今日の通訳5人は、全員男性でした。たまたまでしょうか。でも、そういう波、アンバランスが時折あって、男か女、どちらかに傾く気がします。近年は、どちらかというと男でしょうか。
by 1220hagiwa
| 2016-04-07 23:50
| 本 編 2016