10月4日  カール・ベッカー編 『生と死のケアを考える』 法蔵館

 読み終えられたことに、満足感を抱いています。300ページ超の論考集でしたけれど、何とか読み通せた自分を褒めます。先月の神戸の学会会場で買い求めて、その帰りにホテルのロビー、新神戸駅の構内の喫茶店といったところで読み始め、ひと月かかりました。即座にどうこうできるトピックではありません。じわじわっと効いてくるだろうと期待します。

 中でも、小学校をはじめとする教育機関での実践報告と、ターミナル・ケアの「力学」を扱ったもの、そして末期医療への新しい視座を提起した論文等々、どれも私の浅薄な思考ではついていくのが精一杯で、しかし興味深いものばかりでした。
by 1220hagiwa | 2011-10-04 23:27 | <番外編 2011>