4月13日(木)  マーチン

 フルオーケストラをバックに歌う、シンフォニック・コンサートなるものが流行りの日本。鈴木雅之さんのそれを聴く機会がありました@東京芸術劇場。高めのチケット、思い切って買いました。ファンではない私ですけれど、彼の歌は一度聴いてもいいのでは…と思って向かいました。

 あれ、もう終わりなの? そんなに歌ってないよね…気のせい? というのが正直な感想です。2時間たっていません。歌より演奏のほうが圧倒的に長く、素晴らしかったように思います。彼は確かに格好がいい。お決まりのポーズもばっちり。ただファンの方には失礼ですが、甘く包み込む歌声は、悪く言えば、もわっと、くぐもっていて、思った通り、聴き取れませんでした。女性客が9割近くの中、終演後は周囲から「よかったわ…」との声が聞こえてきたのですけれど、私は相当に不満。最も期待していた「夢で逢えたら」は客にサビを歌わせていて、残念。今後、彼はCDで聴こうと思います。

 それでも、さすがのエンターティナー。うまく盛り上げ、引っ張っていきます。ナマで聴けて良かったと思います。納得できましたから、それでいいのです。

by 1220hagiwa | 2017-04-13 23:48 | 本 編 2017