4月8日(土)  ドメスティック

 ベトナムを訪ねた時、たいへんお世話になったのが、実に優秀な添乗員さんでした。的確な指示、明快な説明。ユーモアとウィットを兼ね備え、ツアー客を上手にまとめ、無理なく自然にコントロール。彼女に皆、全幅の信頼を寄せていたと思います。30代前半かと思われ、「旅行好きというより、体力勝負」と語る彼女の仕事ぶりに、まったく感服しました。プロ意識の塊。見習うべきところがいっぱいでした。

 立場上、ある程度知らなければ学生に伝えられないと思い、今度の週末、大阪に足を運びます。住むことは一生ないでしょうから、せめてわかる範囲で知りたいです。今までは学会をはじめ何らかの特定の目的のもとに訪ねていましたが、今回はそれなりに全般を把握するため、まる2日間、徹底的にこの足で回ろうと思っています。

 ブラタモリを観ていたら、京都の清水でした。そうか、こういう見方ができるんだなぁ…と、毎回目を見開かれる思いです。京都も悪くないんですが、ただ、いかんせん観光客が多すぎて…。でも、「そういうところ」を外して、私らしく回ればいいわけで…なので、隙を狙って京都も訪ねるつもりです。その際、宿は市内ではなく、例えば大津あたりも考えます。

 このように地方を回る癖?がついたのは、もとはといえば、小学生時代に遡ることができます。3年生ぐらいの時にはすでに日帰りで都内あるいは神奈川あたりで路線バス旅行を楽しんでいましたし、さらに言えば、幼稚園を脱走したあたりから一人歩きが好きでした。「三つ子の心 百まで」とはよく言ったものです。学生時代以来、今回に至るまでプライベートや仕事でごくたまに海外にも出ますが、基本はドメスティック派。

by 1220hagiwa | 2017-04-08 21:07 | 本 編 2017