2017年 03月 24日

3月24日(金)  おおかみこども

 待望。気になっていた「おおかみこどもの雨と雪」を、ようやくテレビを観られています。実にいい。細かい描写、画の美しさ、そして魅力的なストーリーにじっくりと見せる展開。よくできています。我ながら軽薄ですが、すでにジワッと来ています。授業でできたら、なんて夢想します。悪い癖がまた顔をのぞかせます。明日の遠出の供に、原作本?を持っていこうかなと。いや、それより初訪問した神楽坂の個性派書店で買ったコミックでしょうか。

 …なんて呑気に言っていられるのは、今日の卒業式でひとまず年間予定が終わったからです。明日からしばらく授業準備の必要がなく…なんて余裕をかましていられるのも、今のうちだけ。いつものようにあっという間に過ぎてしまうのですが。

 学生から印象的なメッセージをもらいました。彼の真摯な生き方に、心を打たれます。こんな思いを抱いていたとは…。人として恥ずかしくない態度で、私がもっと向き合えたらよかったのですが…後悔しています。

 「おおかみこども」の温かさ、爽快さに比べ、何ですか、今の政局は。アホンダラです。例の籠池氏を中心に、ドロドロもドロドロ。めちゃくちゃ。わけがわからず、もやもやどころじゃありません。だれがいいのか悪いのか、皆目わからず。印象ですが、どう見ても政治家の口利きがあったように見えますが、どんなものなのかな。今の政局、程度が低いにもほどがあります。

 でも、いいんです。学生の学ぶ意欲、あるいは芸術的なセンス。あるいはユーモア。それぞれに光るものが感じられるのは、人と関わる仕事だからこそ得られる、貴重なものだと思います。それにまみえることができるので、現世のグズグズはほっとけます。お金では測れない、得難い仕事。学生に深く感謝します。 


# by 1220hagiwa | 2017-03-24 22:30 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 23日

3月23日(木)  それなりの肩の荷

 卒業式を明日に控え、授業最終日の今日は個人面談。一人当たり15分程度の成績評価、というより実質はおしゃべり。楽しかったです。今年は(も)学生に恵まれ、困った困った、なんていうことは皆無。ともかく、これで、終わりました。振り返ると、それなりの責任を背負ってきたと思える1年間だったといえます。受験、就活その他、最も大変だったのは間違いなく学生たち本人ですが、私も小さいながら何がしか抱えていたのだなぁと気づかされます。まさに、正直、ほっと肩の荷を下ろしたという思い。

 実は就活を続けねばならない学生が2人いるのですが…冷たく言えば、最終的には本人次第。そう割り切って…お疲れ様でした、私。


# by 1220hagiwa | 2017-03-23 23:56 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 21日

3月21日(火)  インタビュー2件

 「哲学カフェ」(もどき?)。私なりに多様なテーマを提供してきた拙い実践ですが、無事2期目を終えました。幸い、25名ほど×2クラスの合計50名ほどからは、あくまでもアンケート上ではあるのですが、いずれも好ましい評価がもらえました。個別インタビューからも、(もちろん同時に改善点も教えてもらいましたが)トータルではなかなか高い評価で、素直に喜べます。毎週ぴっちりと文字で埋め尽くされた50枚前後のシートに目を通すのは、精神的にも体力的にもかなりハードな作業でしたが、それも認めてもらえ、報われたのかな、と。でも、基本は学生みんなの良好で素直な反応のおかげで成り立っていた授業。それを絶対に忘れてはなりません。

 懲りずに伊集院氏のサイン会に再び参加した先週。たった2週間ぶりでしたが、「ご無沙汰です」との声。しっかり覚えているわけではなく、何となく記憶がある程度でしょう。それでもファンの端くれとしては、嬉しいもの。ありがたいことです。で、そのあとになぜか日テレだったか、取材を受けました。作品のどに魅力があるのか。実際に会って感じたことなど、5つほどの質問。

 比較的スムーズに答えられたのですが、少し後悔。もっとマトモに言えたらなぁ。そして思ったのは、サイン会に並ぶような作家さんなら、その理由を自分の言葉で整理しておく必要性。それによって、よりクリアーになり、作品への入り方ももっと深まるというもの。伝えることの難しさも含め、あらためていい勉強になりました。オンエアされるかは、まったく知りません。どうせ使えるような画ではないでしょう。


# by 1220hagiwa | 2017-03-21 23:04 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 20日

3月20日(月)  ポレポレ

 ドキュメンタリー映画「息の跡」。3.11の津波で被災した主人公の男性が、思いを伝えるのに日本語ではなく英語を選択しています。これは第二言語教育に通じる重要な事実。私の実践に直結します。パンフを読み込んだ今、あらためてポレポレ東中野を訪ねたくなります。

 母語の限界、あるいはL2アイデンティティ…さまざまな言い方があると思います。母語表現はよくも悪くも母語社会、文化に支配されています。私の実践で学生たちが案外伸び伸びしているように見えてしまうのは、外国語だからゆえ。こうした感触が裏付けられるような主人公の言動でした。

 10年ほど前以来、ずいぶんお世話になってきた言語文化教育の会の方の皆さんとご一緒できる機会がありました。ずっと私の実践を支え、励ましてくださいました。今も感謝の思いでいっぱいです。

 築地市場の豊洲移転は避けられないと思いますし、どうせ行くなら早めがいいとは思います。それは別として、例の都議会の百条委員会。ちらちら見ていましたが、答弁していた二人の態度、あれはいったい何なのでしょう。恥ずかしくなります、ああいう不遜な様子を見ていると。押しが強いというのではなく、どこか威嚇ともとれますし、横柄さも目立ちます。どこかの理事長さんもそうですが、ああいう大人が平気でのさばっている日本の現状って、相当におかしい社会じゃないでしょうか。慎みとか殊勝さというかなんというか、そんなものは持ち合わせていないようです。嫌いです。

 「北の国から」昨年末以来、再放送をちらっと、ときにじっくり眺めていました。「2002 遺言」を当時あまりしっかり観られなかったのに、今回も、でした。DVDマガジン、ものすごく気になります。上にあげたような皆さんは、田中邦衛さん演じる親父さん・黒岩五郎の生き方を見なさいよ。と言いたいほど。


# by 1220hagiwa | 2017-03-20 23:59 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 12日

3月12日(日)  野球と信仰

 たまたま、なのでしょうが、伊集院氏の最新作でキーになるのが、野球、そして信仰。並行して読んでいる『沈黙』でのキーが、やはり信仰です。今チラチラ横目で見ているのがWBCオランダ戦。何だかこの二つのキーワードで埋め尽くされた一日のような気がしています。ついでに言えば、今朝は霊園あたりを2周しました。

 走った後は一転、新宿での集いに参加。Eテレでたまに見ている「バラバラ」の制作者の方のお話を伺い、現場の本音を少し知ることができました。会場のつまらん質問だか主張なんかはさておき、ご当人はとても誠実な方だなと思っていたら…会場で声をかけてくださったのが、先日の授業でゲストスピーチをしてくだった方。次に声をかけてきたのが、大学のサークルの同期でした。忘れていたのですが、彼はNHK関係で働いているのです。アタマの切れる彼と何か仕事ができたらいいなと思うのですが。さあどうでしょう。考えたいです。

 それだけでは終わらないのが、この冬。さらに学校に向かいました。明日の準備を含め、細々とした作業が…いつになったら終わるのでしょう。段取りの悪さが、のしかかります。私の責任です。いや、授業が多いのも大きいと思います、本当は。

 あ、今夜の「バラバラ」も面白そうだったのですが、さすがに無理でした。お、勝ちましたね、日本。たいしたものです。

# by 1220hagiwa | 2017-03-12 23:55 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 11日

3月11日(土)  音を出したい

 居場所としての音楽。私がいてもいいんだと思える、それが音楽。そう大友良英さんが語っています。「あまちゃん」テーマ曲を作った方です。以前読んだ本も楽しかった記憶があります。

 で、この3カ月は、日本語を楽しんで使ってもらうきっかけとして、軽い身体活動や落書き、そして初めて粘土まで使ってみました。しかしいくつか残っていて、その一つが音楽。大友さんじゃないですが、音楽をみんなで楽しめたらいいのですが、どうしたものでしょうか。私は芸術家ではない、と卑下するような学生がいる(彼がこの授業を選択していること自体が実はミスだと思うのですが。それはさておき)のが惜しいのですが、私はまだ音楽には手を出していません。何でもいい、いわゆる楽器じゃなくていい、シンプルに音を出すことで楽しめるなら、そしてその思いを言葉に乗せられたなら…というのが、いつか実現したい企画の一つです。協働で音を出す喜びは、音楽ならではの魅力です。

 「あまちゃん」は、確か3.11をモチーフにしていました。私も例の実践では3.11を扱いましたが、表面的なものにすぎません。ただ、学生たちはDVD映像を見て思った以上に驚いていました。実のところ震災の姿はせいぜい耳にしただけでほとんど知られていないし、6年前の出来事なんぞ、彼らにとっては何も知らないも同然で、また当然なのです。それだからこそなおのこと、取り上げるに値すると思っています。それは原発ならびに原発事故も同様。ある意味で、震災以上に必要性は高いのかも。

 そんな今日は、まったく関係ない研修会@玉川大学へ。目下、細く長~く2年にわたり、学内の規模に見合うサスタイルで継続している活動のきっかけになった、実践を語る/聴く研修です。前回語った私は、今回聴き手に徹しました。新たな成果を手にした思いです。蓄積されていく気がしています。そう、自然由来以外の人工的な放射能の蓄積は避けたいですが、知識や体験の蓄積は歓迎したいです。

 震災ならびに震災関連で亡くなった方々、そしていまだ行方不明の方々に、黙祷します。

# by 1220hagiwa | 2017-03-11 23:16 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 10日

3月10日(金)  さもしい、切ない、熱い

 まさに、さもしい。「教育者」を装った、例の学園理事長先生。傲岸という言葉も頭に浮かびます。言い訳とか釈明を越え、開き直りに泣き落とし。メディア批判に自己弁護。そもそも、ああいう喋り方をする人、大声を張り上げ睥睨するような人が私は生理的に大嫌いです(おそらくだれでも)。ありゃ相当な脅しをかけることに普段から慣れている人。つまりは小さいのでしょう、中身が。どこかの大統領や首相を想起します。合わせて、防衛大臣のとんでもない発言も、いつの時代かと思わせます。ついでに、首相夫人も要はパッパラバーであることがわかったのも、最近でした。

 忘れていました。さもしいと言えば、元都知事のおじいさん。ただの耄碌老人、放言モノ、詭弁上手、責任逃れと擦り付けで無責任の輩だと知れたのも、今週。気の毒に彼は晩節を汚してしまいました。小説だけ書いていればよかったのです、あの人。私もあまり立派な人間ではないのですが、それはさておき、彼らの圧倒的低次元さほどではない、それだけに変な自信?があります。

 切なくなります。3.11を明日に控え、被災地の15歳の皆さんの姿をテレビで見ました。それと熊本地震の被災者の皆さんの姿。日本って、よくも悪しも凄まじい土地なんだなぁと思わされます。平和な土地に暮らす私は幸せです。

 ただならぬエネルギーが会場に横溢していました。それは、授業で訪ねた草間彌生展@国立新美術館。入口に掲げられていた熱い、熱いメッセージ。こういう方こそ、まさに「倒れるまで」「全身全霊で」「命を懸けて」「芸術に尽くす」人。すでに偉人と呼ばれるにふさわしいのではないでしょうか。正面に広がる、観客を圧倒し、呆然とさせる作品群。直球勝負、一切の妥協なし。爪の垢を煎じて飲ませていただきたいです。もし、教室で学生に日本語に楽しく接し、楽しく学んでもらえることが私のもつ小さな才能なら、それを限りなく100%に近く発揮していかねばならないし、それがいわゆる「使命」なのかなと思えます。

 せっかく六本木まで来たのだから…とその勢いでタダ券で入ったのが、「コレクターの眼」展@サントリー美術館。これが、失礼ながら掘り出し物でした。ヨーロッパ陶磁とガラス。形もデザインも、すべてが精緻で上品。この美術館、いつぞやの小さな展示もよかったですが、ひっそりとした、でも魅惑の品々にも少しずつ関心を持ち始めている自分がいます。帰りはもちろんいつものミッドタウンのカフェで一服し、伊集院氏の最新作を読み進めました。

 ということで、ようやく終わった一週間。働きすぎでしょ。お疲れ様でした、私。ちなみに、明日も研修です。

# by 1220hagiwa | 2017-03-10 23:18 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 05日

3月5日(日)  千葉へ

 散歩で千葉へ。いや散歩というには遠く、実はとあるシンポを聴きに、はるばる千葉大まで足を延ばしたということです。「日本学」をテーマに掲げたそのシンポ、私なりに日本事情とか日本文化というものを授業でどう扱ったものか再考したい、そんな思いでわざわざ出かけました。結果的には若干期待外れ、というより居眠りした私が悪いのですが、再考するというきっかけには十分なりました、帰りに駅ビル内で久しぶりにロッテリアに入ってジャンクフードをつまみつつ、今後の授業イメージを膨らませました。

 千葉大のキャンバスに足を踏み入れたのは、およそ20年ぶり。駅前なのが絶対の魅力で、高低差ゼロの敷地は歩きやすそう。本当は着替えて走れたらよかったのですが、さすがにそこまではしません。私の学生は、よく平気で千葉?なんてほざきますが、入れたら素晴らしいことは間違いなし。少なくとも、八王子あたりのキャンパスよりはるかに都心に近いロケーション。アタマさえよければ強く勧めたい学校です。

 その帰りは…夕刻から職場で明日の教材作り。このところ、いや今年に入ってから、まる一日自宅にいた日はごく限られ、今日のように研修会ののち出勤、なんてダブルヘッダーも珍しくありません。そんな時間の使い方を下手と思いつつ、それが結果的に学生に役立てば、との思いで自分を納得させていますし、同時にそれがやがて自分に返ってくると信じています。だから、まったく苦ではありません。

 苦にしないといえば、水天宮駅からの徒歩の通勤の行き帰りは、半ば習慣化しつつあります。人形町、馬喰町、東日本橋、東神田界隈を経由して好き勝手に、つまりは適当にアタマのコンパスを働かせて歩き、試行錯誤の末、最短距離をカラダで覚えました。毎日ルートを意識的に、微妙に変えています。それとともに、街並みの風景が違ってきます。なかなかよし。

# by 1220hagiwa | 2017-03-05 23:43 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 04日

3月4日(土)  枠を無視する

 特別支援学校の学生さんたちのアート作品展@青山。知的障害、視覚障害、聴覚障害、あるいは肢体不自由。そういった枠は関係ありません。枠というのは、だれか(=マジョリティ)が勝手に作ったもの。だから私はそうした情報を無視して観ました。純粋に驚かされ、刺激される作品、魅力的で感心させられる作品がいくつもありました。中には、目下個展を絶賛開催中の草間彌生さんに通じる作品もあります。

 たとえば私たち一般が、何かの際に表現できない/していない(ように見える)とすれば、表現の場を持っていないからというより、持とうとしないからかもしれません。教師の端くれの立場からいうと、言語表現の場を学習者に提供しきれていないことは、決定的に私の力不足に由来するのではないかと思えます。今の私の学生に向け、せっかく授業という場を持つのだから、もっと工夫せねばと今頃になって悔やみます。表現してもらうに際してできることがいくらでもあるはずなのに、結果的に私は力を抜いていると気づきます。

 ただ、日々授業に追われているとそうそう余裕はもてないもの。それでも、この仕事を選んだ以上、言い訳はきかないはず。要は甘え。厳しさが足りないのでしょう。

 ルパング島から小野田さんが帰国したニュースを、小学生の時に目にした覚えがあります。帰国にあたっての日本とフィリピン政府のやりとり、潜伏期間に小野田さん(たち)がとった地元の方への行動すなわち襲撃の繰り返しという事実を知ると、戦争のもたらす理不尽さ、禍々しさ、悲しみに立ち尽くさざるをえません。同時に、彼らを一概に責めることはできません。責めるべきは、戦争そのもの。それは、やがて私たち自身に返ってきます。

# by 1220hagiwa | 2017-03-04 21:02 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 03月 01日

3月1日(水)  三温四寒

 学校そばのマンション、その入り口の植え込みにあるジャスミン。私が帰る時間に香っています。いい季節です。三寒四温、いやまだ三温四寒でしょうか。ここ数日。

 この6月、異文化間教育学会@仙台と言語政策学会@関西の日程がぶつかります。方向性がずいぶん違うものの、私はどちらの会員でもあります。だって関心が両方にあるのですから。でもこれじゃ、行けないじゃないですか、まったく…。不満、残念この上なし。結果的に、発表を踏まえ、仙台に行くことにしています。牛タンも食べたいし、青葉山も走りたいし、美術館もあるし。当然、前泊、そしてできれば後泊もしたいものです。

 ただ仙台と言えば、まもなく迎える3.11。被災地を一向に訪れていない私自身を、遺憾に思っています。今年こそ、やり繰りして何とか…との思いでいっぱいです。こんなザマでありながら3.11に関する授業を知ったかぶりしてやっていいものかと、焦りと後ろめたさがあります。

 3月に入り、学生たちは卒業を間近に控えます。私も年度末、せめて机回りを整理整頓したいもの。ただ、これが決して得手ではないので、ため息をつきます。

# by 1220hagiwa | 2017-03-01 23:04 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 27日

2月27日(月)  交尾ばんざい

 梅があちこちでにぎやかな季節です。そんな中、上野のパンダ、その交尾の写真がメディアでずいぶんと流れています。キイキイ鳴きながら近寄るのはかわいいとはいえ、つまりは交尾サインでしょうか。思い切り後ろからのしかかろうとしている場面で、すごいですねぇ。バンダなら許されるんです。せっかくここまであけすけに行為を披露した/されたのですから、産まれてほしいものです。

 この一年間、上級クラスのテキストとして、学生が持ってきた素材を編集しています。今期はその中に心理学の解説本を利用した部分があります。今日はたまたま男性と女性の心理に関して、特にセックスをメインに、またジェンダーを併せて扱いました。恥ずかしそうなところは私が音読。同時に結婚と離婚についても心理学的な解説があり、2時間、大いに盛り上がりました。

 せめてもの体力維持の一環として、朝、水天宮前駅から学校まで歩いてみました。ほぼ30分。面白いのは、7年ほど前に一度だけ目にした(渡ってはいない)三叉路を瞬間的に察知できたこと。我ながらその感覚、記憶にすごいと思いました。においがしたのです。時間的余裕さえあれば、行きも帰りもこういうルートを通勤路の選択肢に入れていきたいと思っています。

 福島からの避難者に、いじめなんてするんじゃねえ。くだらねえぞ、ガキども。先生も先生だろう。しっかり守ってあげなよ。そもそも、そんなガキたちの親が悪いんだろうけど、先生も頼むよ。

# by 1220hagiwa | 2017-02-27 22:33 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 26日

2月26日(日)  ないアタマ

 多様性をどう許容するか、寛容になれるかといういい例に接しました。カフェで学生が提出してきたシートをチェックしていたら、南アジア系と思しき言葉と英語を交え男女が6人集い、にぎやかに話し始めました。国民性を考えれば、にぎやかになるのは当然。仲間が顔を合わせれば、自然にそうなるはずです。でも、もともとが賑やかな皆さん、けっこう陽気で熱心すぎです。仮に仕事中、勉強中の人が周囲に少なからずいるとしても、ここはカフェですから許容。でも、立ち去った後の床が汚れています。そういうことを続けていると、気の毒ですが、嫌われてしまいかねません。おそらく日本に定住するつもりはないのかな。もし本気で暮らすつもりなら、せめて立ち止まって考えることが、知恵であり知性だと思います。仕事や勉強ができる、アタマがいい、と関係はありません。

 私が海外に行っても国内のどこへ行っても、ないアタマを少なからず使います。足りないことはままありますけれど、周囲を気にする私はやっぱり日本人なんだなぁと思うのです。よくも悪くも。

 お世話になっている不動産屋さんと話をしていて、つくづく気遣いの仕事だと知ります。部屋の借り手の心がすっかり変わってきていて、対応に苦慮することが珍しくないとのこと。すべて日本人の場合です。ひと昔前ならお互いさま、まぁまぁ…と折り合えた案件が、一つ間違うと平気で裁判沙汰にしようとする。年末年始も気が気でなくて、心からは休めないとのこと。おまけに、借り手の中には生活保護を頼りになんだかんだ理屈をつけて働かない人が相当いて、それも世代を問わず増えており、長期的には望ましくない方向に向かっているといいます。そもそも市の担当者による保護の認定がいい加減だと、その不動産屋さんはこぼしていました。私個人の印象でも、ひとり親家庭を始め、世間で本当に必要な家庭にお金が行き渡っていないと感じます。

 働けるうちは働かないと、と思います。ラクしてお金もらってダラダラするなんて、人間として低レベル。いったんそうなると、マトモに働ける心身に戻ることは一生難しいと十分想像できます。

# by 1220hagiwa | 2017-02-26 22:27 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 25日

2月25日(土)  葉子先生

 炸裂、葉子先生の悪魔ぶり。コワすぎます。田中麗奈さんが美しいだけに、よけいにコワさ、残忍さが引き立ちます。ただ、その葉子先生をどこか擁護したくなる…なんてのは、いけないでしょうか。深夜ドラマ「真昼の悪魔」、次回も観逃がせません。

 自分にがっかり。ハーフの大会に出走したのですが、やっぱりトレ不足。8キロ地点で棄権しました。初めてのことです。今が「底」でしょうか。確かに歩けば完走できました。でも、走っていてもつらさが先にきて、ちっとも楽しめません。仕事や勉強にかまけて?いないで、体重を落とすだけでなくも、並行してちゃんと体力をつけないといけません。現状を嘆いた結果、来月のロゲイニング@みなとみらいはキャンセルすることにしました。もう少し復活しないと、いざ出走しても情けない結果しか出ないので。

 まもなく3.11を迎えます。私は自分の実践で毎回取り上げています(震災だけですが)。でも、そういう個のレベルにとどまらず、学校全体で共通して何か扱えるのが理想です。たとえばほんの1時間でいい。読解でも視聴解でも、あるいは文作りでも。各クラス、レベルに合わせて何がしか取り上げてみる、そんな気概はないのかなと思います。あまりに目の前のことばかり取り上げすぎていないでしょうか。実につまらないことです。せっかく日本にいるのだからこそ取り上げる価値のあるトピック、その最たる例が3.11ではないだろうか。そう強く思います。当然、原発もいい。それを正面から取り上げられる人は、どれだけいるのでしょう。私はいずれ必ず取り上げるつもりです。お定まりのきれいごとでなあなあに済ませず、日本だからできるトピックをせずに、いったい何のための留学生受け入れなのかなぁ。

# by 1220hagiwa | 2017-02-25 23:21 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 24日

2月24日(金)  北風ぴゅうぴゅう

 「魔女の宅急便」。授業のために、今回初めて、シーンを行ったり来たりを繰り返しつつ、かなりしっかり観ました。つくづく、よきできた作品だと感服、感銘。画像も繊細で、文句なく美しい。これが30年前の作品、学生が生まれる前のものということで、みんな驚きと賞賛しかないようでした。

 肝心の授業内容ですが、東西における魔女の起源、キリスト教との関連、登場人物の思考や作品での役割、要所要所の意味、さらにはシャレの解説、他作品との共通などなど、私なりに(関係書籍の中身の引用なのに、知ったかぶりして)話しました。次回からは「ハウル」。難関です。さて、どうなるでしょう。

 日帰り旅行@日光江戸村。寒いだけならともかく、北風ぴゅうぴゅう。こんなの初めて。とにかく、ひたすら、寒かった…。たいした舞台、催しがないのはわかっていたので、まぁよしとします。最後に見た馬が、かわいかった…。それより、その前に訪ねた食べ放題のイチゴが美味。学生も満足してくれた様子。さすが、とちおとめの本場。日本のイチゴは世界一かもしれません。学生たちは異口同音にそう言っていました。

# by 1220hagiwa | 2017-02-24 23:38 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 22日

2月22日(水)  基本はミーハー

 にゃんにゃんにゃん。だから猫の日なのですけれど、学生には難しい日本語感覚。違和感を覚えているうちは、日本人の感性とは依然として一線を画していると考えられます。それは決して悪いことでありません。日本語に限らず、違和感を抱きながらも自然に受け入れられる、そんな感性こそがすなわち言語的な柔軟性に通じるのかなと思います。

 東では伊集院静さん、西では穂村弘さん、という最近。ミーハーなので、チャンスさえあればサイン会に並ばずにはいられない私。人見知りで、自分の順番が来てもそうそう軽々しく声をかけられません。伊集院さんは豪快な方。あけすけな語りで声も太く大きく、私とは180度違う人種です。いつも銀座あたりのしっとり系の女性をはじめ、先日はバーテンダーの方も並びました。知り合いは相当な数にのぼります。かたや穂村さんは存外声が高く、朗らかな感じ。女性ファンが多めです。ごつい体に似合わず繊細な筆遣いで達筆な伊集院さんとは異なり、穂村さんは楽し気で飛び跳ねている、大きめの字をしたためます。私とは似ても似つかない筆跡。

 ただいつも思うのは、出版関係の方がけっこうな割合でいること。私のような内気な素人の読者からすると、親し気に言葉を交わすこうした面々を、決して好ましく思っていません。特に今回は伊集院さんだっただけに、半端ない数の関係者が控えていました。たじろぎます。こうした対応や雰囲気は、会場の環境を含め、開催する書店側の姿勢に少なからず左右されます。それでも、私は勇気を振り絞ってイベントに参加していくつもりです。基本はミーハーですから。

 えっ、にんにんにん、で忍者の日なのですか、甲賀市では。

# by 1220hagiwa | 2017-02-22 23:22 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 19日

2月19日(日)  leading innovation

 キムタクのドラマを見ていたら、leading innovation…とコピーを流しています、東芝。わかりませんが、原発事業って儲からないんでしょうか。自称リーディングなんですから、頑張ってください。世界の東芝なのでしょ。ちなみに、ドラマでは世界的な脳外科医、天野篤先生が監修しているのですね。俳優としてのキムタクを批判する(つまり、下手だと言う)人はいますけれど、私は結構好きです。

 午前中は日産スタジアムを起点にロゲイニングを楽しみ、ほどほどに切り上げた後はシンポジウム@聖心女子大へ飛んでいきました。初級文法の学習項目にかねがね疑問を抱いていて、同僚にちらっと呟いてはいました。ただ、ホントに少しだけ。でも、今回のように大きく取り上げられると、もっと大きな声を出していいのだなという気にさせられました。もう少し本気で検討してみたいです。だって、学習者のためでもあり、それは結局は教師の、そして学校のためにもなります。きっと今日の聴衆の多くはそう思っていて、今ごろ意見があちこちで交わされているのではないでしょうか。日本語教育だって、leading innovation があってしかるべき。手前味噌ですが、私もその末席に…座してもよろしいでしょうか。

 それはいいとして、走って、学んで、カフェであれこれ妄想いや検討して。何だかバタバタしています。せっかくの休日、ろくろく落ち着きません。まさに貧乏(アタマの中身、知識がまだ乏しいという意味で)暇なし、です。

 稀勢の里関が頻繁にメディアで取り上げられています。一見不愛想でも、人間的には信頼できそうで好きですし、応援します。でも、今頃なんですが、やっぱり横綱昇進は解せません。14日目に決定って、どういうこと? せめてもうひと場所待つでしょうに。年間勝ち星が最多だからって、完璧な後づけの理由。仮に外国人力士だったら横綱になっていなかったはず。所詮、そんな世界。日本人にがんばってほしいという気持ちは、とてもわかります。でも外国人力士に活躍してほしくなかったら、そもそも受け入れなければいい。外国人は、添え物。角界を盛り上げるための道具にすぎません。それが明らかになったのが今回の一件、気持ちの悪い盛り上がり方、そしてメディア側の盛り上げ方だと思います。

# by 1220hagiwa | 2017-02-19 22:22 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 18日

2月18日(土)  松本さんと斉藤さん

 作詞家・松本隆さんと斉藤由貴さんの対談@Eテレ。興味津々です。すでにレジェンドの域に達した松本さんについては、ちょうど今手にしている日本のミュージックシーンの本で触れていることもあって、はっぴいえんどを聴かねばとの強迫観念がますます強まります。でも、今はCDを一枚聴き通す余裕がちょっと…。実は、そもそも私は高校で初めてその存在を知って以来、はっぴいえんどを(LPで)レンタルしただけで、恥ずかしながら今もってしっかり聴けていないのです。完璧な勉強不足、リスナー経験不足。そんな初心者マークの私ですけれど、来週の対談・後編にも期待しています。

 優生思想、パーソン論を軸に、月イチの研修で意見交換してきました。未熟な人間なりに私は少しずつでも知見や思考を深めようとしています。だって、実践授業を開講している立場上、あまりに知らないと学生に顔向けできないですし、100入れてせいぜい10出せるかという私にとっては、これでもぎりぎりの努力なのです。

 頻発するいじめ事件について、事件自体もさることながら、大人側の対応の酷さも取り上げられています。おかしくないですか、教育委員にせよ教育長にせよ校長にせよ。アンタら本当に子供のことを考えているのかな、と。本来、若い世代を諭し、戒めるべき立場の60代、70代といった方々が、こんなろくでもない対応をするとは、開いた口がふさがりません。無様。

 ヘイト発言をそうと認識できない大阪の小学校の副校長も同様。そんな輩は、教育と名のつくことを決してしてはならないし、学校を経営するなんて言語道断です。撤回するような言葉なら、最初から吐くべきではないでしょう。こんなに安易な言動を起こせる雰囲気、タガの外れた緩んだムードといったものが、現代日本には蔓延しているのではないかと私は懸念しています。まさかAbeさんが首相でいる限り、何を言っても許されるとでも思っているのでしょうか。

# by 1220hagiwa | 2017-02-18 23:05 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 17日

2月17日(金)  ヒルズ to ミッドタウン

 今週分の疲労が蓄積していたので、入場の列ができていたマリー・アントワネット展@六本木ヒルズには、学生を引率しただけで、入る気力なし。会期末が迫り、混雑。大部分が女性客のようでした。学生の入場させ、かわりに向かったのは青山ブックセンター。六本木を訪れるたびに寄り、ついつい買ってしまう店です。先日の品川の書店と同じ。品ぞろえはまったく別ですが、ここも見せ方がいい。その足で向かったのはミッドタウンのいつものカフェ。さっそく本を開きました。ようやくリラックス。

 学校の見せ方、そして教師、あるいは授業も同じでしょう。まだまだ発展途上。だから、機会があれば、隙あらば、そして体力があれば、とにかく外へ行きます。おそらく明日も。

 犯罪被害の関係者の方をお迎えした、例の実践「生と死」。毎年この時期においでいただいています。今回も多くの感銘を学生に、そして私に与えました。本当に、感謝してもしきれません。そして、この時間が学生たちのライフの質の向上に少しでも役立つことを願います。

 外国人労働者が100万人を超えたとか@NHK-BSの特集。そこには21万人の留学生が含まれているとされ、ここでいう留学生は日本語学校の学生を指すとのことでした。それほどに重要な労働力。私がお世話になっているアマゾンの配送も彼らが担っているはずです。感謝。

 ところで、21万という数字に大学学部の学生は入らないらしく、すでにここで曖昧、不正確な「事実」説明。そのあとの現場の声、学生インタビュー、日本語学校教師の話は、数週間前に流れたものとまったく同じ映像。解説も、ごく平凡な、なぁんだという程度の掘り下げ。新味なし。NHKの取材力も、番組あるいは記者によってはたかが知れているんだなと思うのは今回に限らず、例えば「クローズアップ現代+(プラス)」も同様です。4月の番組改編で取材力が上がるなんてことは…無理ですね。基本は良心的な番組も多いだけに、期待したいところです。

 それはさておき、トランプさん。消去法で投票せざるを得なかった有権者もいると思いますし、中身の良し悪しは別に、行動力はすごい。それにしても、お里が知れる、は古いか、とにかく歴代大統領で突出して品がなさすぎ。素人の私が聞いてもわかるほど語彙が貧弱で、乱暴かつ下品な物言いが炸裂。著名人のスピーチを素材にする英語教材の出版社は、さぞかし頭を抱えていることでしょう。

# by 1220hagiwa | 2017-02-17 23:28 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 15日

2月15日(水)  錯綜

 私なりにバタバタしていて、頭の中が錯綜。必ずしもマトモだとは思わないのですが、それにしても何だか落ち着かない昨今の日本、あるいは世界。2017年って、こんな一年が続くのでしょうか。

 宗教団体に出家だの芸能界引退だのと騒がれている若いタレントさんがいます。私はどうでもいいですし、格好の芸能ネタを提供してくれていますが、本人はいたって真剣かつ深刻でしょう。情報が錯綜していて、傍観する限りは失礼ながら愉しく、完全な他人事。でも、芸能界ってそんな部分もあるのだろう、という実情も垣間見えてきます。たとえば本人の意思に反する水着グラビア撮影なんてのは、目下問題視されているAV出演の強要とどこか通じている気がします。そうした契約に関する事務所の対応は、実際のところはどうあれ少なからず芸能界のダークな部分を示しているかのよう。と同時に、清廉をうたう宗教団体のどろどろした側面がうかがえる気もします。そんなもんですよね。果てしなく、なんちゃって守護霊が登場する教団ですから。

 映画ばりの金氏の殺害にまつわる情報も錯綜。犯人の動向をはじめ、相当に自由、めちゃくちゃと言えばめちゃくちゃな情報が飛び交っていて、当事者国の報道はいい加減極まりなし。

 そんな今日は、学生が「ニセの文章」と題するプレゼンをしました。ポスト真実、あるいはファクトチェックといった語彙がもてはやされるように、真実とは何かがますます問われる時代。大国の大統領が堂々と「もう一つの事実」をのたまうおそるべき時代が到来しているからこそ、責任ある大人はきちんとした言動をとらねばならないのでしょう。おそれながら、私にもその一翼を担う義務があるはず。学生にいい加減な言葉はかけられませんし、見せられません。日本人の一人としても。責任あるなぁ。

# by 1220hagiwa | 2017-02-15 23:45 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 13日

2月13日  金菱 清(ゼミナール)編 『呼び覚まされる 霊性の震災学』 新曜社

 東北学院大学のゼミ生の皆さんによる、被災された方への聞き書きに基づいた報告集です。いずれも貴重な記録。語りあるいは記憶という側面からも、死者への接し方、悼み方という側面からも興味深い内容です。

 被災地でしばしばタクシードライバーが出遭うという「幽霊現象」をはじめ、死者とともに生きる被災者の皆さんの強さ、心象を描き、震災からの復興には「霊性」に基づく死生観が求められているとします。

 皆さんの語り、思いには共感できる部分があります。ただ一点だけ、ゼミ生の文章を編集したためか、「ご遺体」「遺体」という表記が混在したり、こなれていない文章がずいぶん目についたりするのが惜しいです。でも、それを越えてなお意義深い本です。

 まもなく6年目。初読は昨年でした。再読に値すると思います。

# by 1220hagiwa | 2017-02-13 23:09 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 12日

2月12日  鴻池朋子 『どうぶつのことば』 羽鳥書店

 新潟で個展に偶然出くわしました。存じ上げなかった現代芸術作家です。でも、動物の皮を用いたパワフルで生々しい造形作品に目を瞠ります。痛切なメッセージを受け止めるキャパは私にありませんでした。しかし、気になる言葉が会場にちりばめられていました。そこで、売店でこの著作を手に取り確認し、買うことにしました。ちょっと高かったですが。

 たとえば、「日本語というマイノリティに生まれてよかった」「言語は呪縛です」のように、言語への考察が明快に示されていて、私に届きました。買った直後、ホテルに戻るなり読み始め、その夜は12時近くまでテレビもつけずに気になるところを拾い読み。著者が市井の人々の語りに向き合い、アートと言葉の間で苦闘している様子がうかがえて、感動さえ覚え、共感もしました。そんな私の心の動き、流れはもちろん、旅先の高揚感も作用してのことだと思います。旅先だから出会えた本の典型ともいえるでしょう。

 分厚いゆえ、とうてい読み通せません。それでいいと思います。

# by 1220hagiwa | 2017-02-12 22:46 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 12日

2月12日(日)  就活のり弁当

 「就活のり弁当」。スーツを着た学生が言いました。いや、そう聞こえました。よくよく聞くと、「就活のイベント」だそう。それに参加するためにスーツを着ていると。う~む。伝えてあげたほうがいいのでしょう。もう少しゆっくり口を開くといいと。私も滑舌は悪いのですが。

 谷口ジローさんが亡くなりました。ただ、ショックです。『孤独のグルメ』より、『犬を飼う』『ブランカ』をはじめとする動物もの、『父の暦』をはじめとする家族ものが心に残ります。そして6年前の『ふらり。』。ささっと描いてくださったイラスト付きサイン本は手元で大切にしています。名作を世に送り出してくださいました。谷口さんに出会って、何かが広がった気がします。ありがとうございます。未入手の作品を、朝イチで発注しました。

 葉子先生、コワすぎ。そんじょそこらのミステリ番組なんて、屁の屁。それは土曜深夜の連ドラ「真昼の悪魔」。田中麗奈さんがクールな超美人なので、ますますコワいのなんのって。震えます。こりゃ今年の問題作だと、私は決め込んでいます。さすが遠藤周作氏。ホラーもたくさん書いていますし、この作品も神、信仰、そして人を、悪を、徹底的に描きます。

 浅野忠信くん、連ドラでキムタクと共演してます。貫禄だ。いい齢になったなぁ。あんなにアタフタする役も珍しいのでは。浅野くんは「青春デンデケデケデケ」以来、気になっている人。例の「沈黙」にも出ていませんでしたっけ。観なければ。

# by 1220hagiwa | 2017-02-12 21:55 | Comments(0)
2017年 02月 11日

2月11日  小山薫堂 『明日は心でできている』 PHP文庫

 うっかり視界に入ってしまったのが運の尽き。お気に入りの書店、ペーパーウォール@品川駅の店内を徘徊している間の出来事でした。敬愛する小山さんの本なら、と迷わずレジへ。

 メッセージ集で、帰りの電車で一気読み。それでいいのでしょう。ありがたい言葉、ヒント、いっぱい。口述筆記でも、いいんです。いい本ですから、また近いうちに、気になったときに、必ず手に取りますから。

 小山さんとは共通点がある、そう勝手に思い込んでいる私です。

# by 1220hagiwa | 2017-02-11 23:18 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 11日

2月11日(土)  もやもやも、よろし

 更新が滞っているのは、ひとえに怠慢と、帰宅が23時前後の現状に由来。読みたい文献やらチェックすべきワークシートやらが山のようにあるので、馬鹿だと思いつつも、ついつい学校を出てからカフェに長居してしまいます。いけませんな。

 今日は今日で、とある研究会@通称・鈴木善幸記念ホールin東京海洋大学に参加。前回の訪問は5年以上前だと思います。品川駅からすぐ、空間に余裕があっておまけに海も近い。さすがに冬は寒いですが、それ以外はなんとまあ魅力的なキャンパスだこと。建物も案外低層ですし。

 それはいいとして、質的研究や教師の内省にかかわる研修は、納得半分、もやもや半分。それでもいいのです。いずれ利用できると思いますし、そもそも100入れて10出れば、つまり100の情報を取り入れて、現場に10を反映させられたら御の字と意識している私にとっては、これで十分です。自身をいっそう冷静に言語化できる貴重な時間でした。

 帰途は駅構内のお気に入りカフェで一服。復習と今後のネタをつらつらとメモります。アイディアが生まれる場所というのは人それぞれあるもの。私の場合はここがそのひとつ。数カ月ぶりの来店にもかかわらず、やっぱり同じ環境でした。店と波長が合うのでしょうか。それに、ついつい財布のひもが緩んで、隣接する本屋で買物してしまいました。小さいながらも工夫され魅力的な品揃えに、買わずにはいられません。ついでに併設の雑貨店で永井博氏イラストのグッズもゲット。いいなあ、永井さんは。古書店でゲットした例の絵本を引っ張り出したくなります。

 改装なったMOA美術館@熱海がテレビに。過去の熱海滞在日には、すべて休館。来る4月のトレイル大会@熱海に参加しようかと思っているところです。

 それにしても、ドラマ「左江内氏」が、本当にくだらなくて、実に面白い。堤真一さんのダメ夫ぶりと小泉今日子さんの恐妻ぶりが、何ともおっかしすぎて。

# by 1220hagiwa | 2017-02-11 22:28 | 本 編 2017 | Comments(0)
2017年 02月 10日

2月10日  岡本真一郎 『悪意の心理学』 中公新書

 「うっかり口にする」「偏見を抱く」「攻撃する」「こじれていく関係」「嘘をつく」…各章のタイトルを見るだに恐ろしげ。そして実際、読み進めるごとに冷や汗たらたら。ああ、確かに私もやってしまったこと、ずいぶんあります。そして、確信犯的にも無意識的にも言葉を操作している輩がたくさんいることも、現実を見れば容易に納得できます。日本語教育関係者にも示唆を与えるはずです。いや、学生には当然、必要でしょう。

 筆者は基本、人を信じているからこそ著したのだろう(と信じたいです)。前著『言語の社会心理学』が明快な良書だったことを覚えていますから。

# by 1220hagiwa | 2017-02-10 22:42 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 09日

2月9日  小泉八雲 『明治日本の面影』 講談社学術文庫

 流麗な文体は、本人によるものなのか、はたまた訳者によるものなのか、わかりません。とにかく文章が美しいです。来日間もない八雲さんが、当時の日本を、少なからぬ憧れや幻影、そしてオリエンタリズムの目線で描いているわけで、やがて幻滅していくまでの幸福な時間にしたためられたものと言っていいのでしょう。

 そんな事実はさておき、描写が丁寧で、あたかも私がそこにいるかのような錯覚にとらわれてしまうこともしばしば。本人の文学的資質もさることながら、翻訳者の力量もいずいぶん寄与していると思います。

 本書は来日後の第一作『知られぬ日本の面影』の後半部分だとのことです。つまり前半があるわけなのですが、ただでさえ大部な本で、そちらに手を伸ばす余裕はまったくありません。そもそも本書でさえ半ばで途絶したまま。惜しいです。心理的なゆとりがあるときに、味わいつつ読みたい一冊です。

# by 1220hagiwa | 2017-02-09 22:31 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 08日

2月8日  鈴木康明 『生と死から学ぶ』 北大路書房

 月イチでお話を伺っている先生の、しばらく前の著書。人柄が偲ばれる、個性的かつ丁寧なつくりです。大学の学生を意識し、図版、引用記事の類も多く、親切でわかりやすい一冊です。各章末に受講学生のレポート、そして受講生による一般書の推薦本が紹介され、温かさと工夫が伝わります。固さは微塵もありません。

# by 1220hagiwa | 2017-02-08 22:09 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 07日

2月7日  畑谷史代 『差別とハンセン病』 平凡社新書

 当事者の皆さんの過酷な体験がつづられます。ただ、私にはそれらは決して目新しいものではなく、新聞連載記事をベースにしたため十分に編集しきれていないうらみのほうが強くあります、つまり、読みにくさが気になってしまうということ。

 それはさておき、後半部では国策としてのハンセン病患者の隔離と、患者の存在がいつしか「国辱」となり、やがて民衆からの有形無形の圧力にもなっていく様子が、資料を通して淡々と描かれています。90年代半ばに至り、ようやく廃止された「らい予防法」。それにはいくつもの複雑な要因が絡んでいたことがわかるのでした。

 その一方で、仮に「うつる病だったら」排除してもやむを得ないのか…という筆者の問いに、うまく答えるすべを私はもちません。

 でも、事情はどうあれ、とんでもない人権蹂躙がここ日本で起きていたことは忘れてはなりません。決して他人事ではなし。形を変え、別の側面で、日本各所で弱者への圧力は根深く、しっかり引き継がれているはずです。たとえば、部落問題一つにしても。

# by 1220hagiwa | 2017-02-07 23:36 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 06日

2月6日  『別冊太陽 こわい絵本』 平凡社

 『あやしい絵本』に先立ち、一昨年に出た充実の一冊。慧眼の編者・東雅夫氏による抜群のセレクション。多様なトピックに分類、収録された本書さえあれば、こわい系の絵本探しに困ることはないでしょう。ページをめくるだけでワクワク。とっても楽しい。表紙を見るだけでもまったく飽きません。オールカラーゆえ、さすがに安くはないのですが。

# by 1220hagiwa | 2017-02-06 23:38 | <番外編 2017> | Comments(0)
2017年 02月 05日

2月5日  正木 晃 『魔法と猫と魔女の秘密』 春秋社

 もちろん、「魔女の宅急便」をよく深く理解するための参考書です。魔女の存在は西洋ばかりかと思っていたら東洋にも魔女がいて、それが今の神社にもつながっていると知りました。その他その他、知らないことばかり。とっても難しい内容をものすごくかみ砕いて説明してくれます。猫に関する歴史も、初耳でした。映画をもっと知る役割を十分に果たします。ありがたや。

# by 1220hagiwa | 2017-02-05 23:44 | <番外編 2017> | Comments(0)