5月14日(月)  ハエにトキ
 洗面台の上に、ハエが一匹転がっていました。数日前に屋内に飛び込んで来て以来、しばらくは廊下あたりをうろうろしたり、窓に張りついて外をうかがっていたようでしたが、命が絶えたのでした。その気になれば台所へでも移動して食料をあさることもできたろうに、ずいぶんと不器用なやつだったんだなぁと、妙に哀れを催しました。どこの世界にも、そんなたどたどしさを抱えて生きるやつがいるものです。

 虫の次は、鳥。鳥といえば、トキでしょう。目下、注目の的。でも、変です。そんなに注目されるような個体なのでしょうか。ヒナの誕生が一面トップ扱いされるほどのもの?トキは実際、そこまでされると生きにくいのではないか、だいいちお金がいくらかかっているのかしらんと、余計な心配。

 週末のコンサートの余韻をいまだ引きずっています、よくも悪くも。彼のような人が、自分には社会にできることなんてちっぽけだと言っていました。自分の音楽がわずかでも心の癒しや励ましになればいいとも。海外進出なんて考えてもいないし、自分は一生国内で、音楽で生きていくと。多少のリップサービスも含め、江戸っ子風のきついジョークも連発し、本人いわく口から先に生まれたような、そんな頭の切れる人なのに、この殊勝なもの言いには少なからず、頭が下がります。

 ♪BGM 「高気圧ガール」 by 山下達郎

# by 1220hagiwa | 2012-05-14 23:25 | 本 編 2012
5月13日(日)  自然を守ろう
 風光明媚な橋を渡ります。もちろん、走って。往復5キロほど、逆風なのか追い風なのかわからぬほどに強烈な風が舞い、前後左右から身体を打ちつける中、バカみたいな(たぶん、きっと)顔をして走りました。

 そのたもとに橋を遠望できる休憩所(四阿)があって、「自然を守ろう」とのお定まりの立て看板。そばでストレッチしながら、ふと思いました。これっておこがましくないだろうかと。自然を守るという発想は、もしかして上から目線かな? 人間がむしろ自然に守られているのではないかなと。何万年、何十万年といったレベルでの生物的進化の中で、人間が自分の、たとえば遺伝子等々の意志でそうなってきた面もあるでしょうが、自然環境がそう導いたともいえる気がします。よくはわかりませんけれど、空気にしろ、山にしろ海にしろ自然に、ひいては地球そのものに守られて生きていられるのかも。そこまで言い切ってしまうとすごい感じですが、漠然とそんな思いを。要は、遠慮深く生きていくことが肝要かと。

 手近なことから言えば、今日走れたのも豊かな自然環境があってこそ。守るも何も、自然に守られて走らせてもらっている、っていうところでしょうか。

 昨日思い立ったJ-POPの授業のアーティスト。現在も強く支持され、多くの観客を動員する現役の、いわゆる大御所になるでしょう。今リストアップしているのは、井上陽水、松任谷由美、中島みゆき、山下達郎、竹内まりや、さだまさし、サザンオールスターズ(桑田佳祐)の各氏。+1として、松田聖子さんを加えようかとも。あとはどなたでしょうか。

 ♪BGM 「さよなら夏の日」 by 山下達郎
# by 1220hagiwa | 2012-05-13 23:10 | 本 編 2012
5月12日(土)  GET BACK IN MUSIC
 コンサートのパンフを手に、夕食に街へ出ました。たまたま入った洋食店のBGMが竹内まりや。奇遇です。これを機会に、聴き直すのもよさそうです。

 食しつつ、本人が歌詞を解説しているバンフの文章を読んで思ったこと。それは、学生が聴かないような、私がこれまで聴いて&育ってきた80年代を中心としたJ-POP(というより「ニューミュージック」)の人気アーチストで、現在もなお高い人気をもつ人の作品を特集する(いや「フィーチャーする」かな)という試み。各回ひとり、2時間かけて4、5曲。日本語の授業としてのポイントは詞です。まずその世界に焦点をあて、知っておきたい語彙や表現が学べること。そして現代にも通ずる内容の詞を紹介すること。いまの学生は音楽をあまり聴いていないようですから、彼らには新鮮なのではないでしょうか。

 いま、キティちゃんビジネスの海外展開をNHKで観ています。私の学校でもキティ好きな先生がいます。で、それとは別にキャラクターの日本語というような授業ができる人がほしいなぁ。いるとは思うのですが…。発掘できるのは、私かもしれません。

 それにしても、この街を歩くのは10年以上ぶりですが、中心部は変わりました。一部アーケードが撤去されて明るくなった一方で、食品類を扱う古い商店が減りました。街は生き物。

 ♪BGM 「GET BACK IN LOVE」 by 山下達郎
# by 1220hagiwa | 2012-05-12 21:42 | 本 編 2012
5月11日(金)  パフォーマンス
 心身ともに余裕のない日が続いたこの一週間。最後にまた、あれやこれやと焦ったり驚いたりすることとなり、心底いろいろな汗をかく一日に。一方で、学生の真摯な姿に心を打たれもしました。

 東京ではない土地で、プロの中の真のプロの方によるパフォーマンスに接し、感動し、興奮しました。本気で、全身全霊で自分をさらけ出していました。来年還暦を迎えようというのに、燃えるようなエネルギー。単純ですけれど、元気をもらえた気がします。大事に、そして思い切り生きなければなぁ。そうした高揚感とその余韻の中、感謝もしたいです。私は、まだまだの人間。

 ♪BGM「LET'S DANCE BABY」by 山下達郎
# by 1220hagiwa | 2012-05-11 23:21 | 本 編 2012
5月6日(日)  美月 
 地図調査に里山を再訪して1時間ほどしたら、積乱雲ではなく黒雲が覆い始め、雨粒がぱらぱらと。慌てて山中を走って車まで戻り、まもなくして大量の雹、次いでどしゃぶりの雨が襲いました。ナイス判断でした。

 その緑山(横浜市青葉区)。近郊農村地帯の色あいを若干残す土地ですが、隣接する三輪緑山(東京都町田市)は別。まったくの新興住宅地で、まるで異空間。そこだけ周囲から隔絶され、浮いているように感じます。すべてが域内で完結し、外部に開いていない感じも受けました。

 緑山といえば、TBS。看板アナは私の好きな安住さんですが、彼の冠番組を聴いていたら、田中ゆかり先生がゲストで出ていました。方言キャラに関する近刊でも知られる日本語学の先生。ちょうど今週の授業で方言のトピックを扱う予定なのですが、だからといってすぐ先生のネタを利用できるわけではありませんし、そこまで学生に伝える必要もないと考えます。それでも、触手を伸ばしてみたい分野。順番待ちの本がたくさんあるのですが。

 先生といえば、今夜は昨日に続き雑誌『日本語学』の特集「政治とことば」に目を通しました。難しい!と思うものもあれば、へえっ!的なものも。政治家の言語分析で知られる東照二先生の小論はさすがに読みやすく、橋下大阪市長や管前首相の発言に関する分析が興味深かったです。

 昨夜の月が気のせいかはっきり見えたのは、単に満月だからではなく、実際にふだん以上の大きさだったからだとのことです。今夜も若干大きく見えますが、どうなんでしょう。それにしても、すっきりして美しい。

 美しい月といえば、昨夜の「阪急電車」。冒頭の「生(ナマ)でやった」をはじめ、テレビ放映に際してカットが施されていたのが残念でしたが、それはそうとやはり笑えます。そこで出ていた谷村美月さん。芸能界に疎い私はあまり見ない方ですが、割合好き。女優さんでいえば、先日のFMで聴いた内山理名さんは声がしっとり系でよかったです。もちろん美しい方ですが。
# by 1220hagiwa | 2012-05-06 23:23 | 本 編 2012
5月5日(土)  PAダックス
 この連休の間に、当面扱う教科書の当該の課を調べておきました。でも、学生の顔を想像するに、この教科書が適切なのかと考えます。扱う教材のバリエーションを増やす時期が、いまさらながらですが、来ている気がしなくもありません。といっても使うことは既定路線で、変えられるわけはないのですけれど…。学生の力をこの教科書で伸ばすには…。さて、難問。

 珍しく早朝5時に目覚め、ウォーキングに出かけました。3キロほど先の里山ふうの公園を初訪問。朝の空気を愉しみ、隣接する東名高速・港北PAへ。地元の歩行者も入れるレストランと売店をチェック。さすがGW、6時過ぎなのに人出があります。その建物わきにつながれていたミニチェアダックスが人懐こい。ちょいとかわいがってから帰途につきました。沿線開発当時の雰囲気を残す街並みや、古ぼけた商店の数々を抜け、ちょうど90分。

 久しぶりの庭木の剪定(というより、ただ切っただけ)ののち、こどもの国、三輪緑山、TBSスタジオ方面へ。所属するクラブの練習会地図向けの調査です。こどもの日ということで、まさにこどもの国周辺は盛大に渋滞しまくっていまくしたが、そうした車たちを尻目に快適歩行。特徴のない迷いそうな住宅街や緑地帯を巡り、いくつもの寺社をすり抜け、たっぷり3時間。これまで気づかなかった神社や祠、横穴、それにミニ山をチェック。このエリアは20年ぶりの訪問でしたが、すっかり宅地化している一方で、トレーニング当時の雰囲気を残す箇所もありました。

 5月の北アルプスが吹雪に見舞われる可能性を考えたことがなかったのか。そう思わざるを得ないのが、遭難事故の報に接しての感想です。お気の毒ではあるのですが…。かくいう私も、いつ死ぬかわからないなぁ。
# by 1220hagiwa | 2012-05-05 19:59 | 本 編 2012
5月4日(金)  列車派
 夜行バスは利用しない私。専らの列車派です。それでも20時過ぎの四谷通りを走る、高知行とか岡山行とか書いてあるバスを見ると、その安い価格設定に魅かれるところはあります。けれど、儲からないだろうなぁと思っていた矢先の事故。参入の自由化だの価格競争だのといいますが、ものには程度があるはず。ほどほどにしないといけない気がします。牛丼をはじめとするファストフードもそうですが、安価なサービス提供を当然と受け止める私たちの姿勢が、当の労働者の疲弊、あるいは痛みといったものを招き、ゆくゆくは何らかの形でもって、私たち自身に跳ね返ってくるのではないかと思えます。そう、こちらにはどこかしら傲慢さがあり、それに鈍感になっているのでは。それなりのサービスにはそれ相応の適正価格があっていいのでしょう。

 手元に、都内の日帰りバスツアーの広告切り抜きがあります。車窓観光を含め8箇所を巡り、昼食のお弁当付きで3,000円を切った価格設定に、魅力がないはずはありません。今度学生を連れて行ってもよさそうなものです。これで儲かるのでしょうか。大変な業界。わが日本語学校業界も右に同じ。全面的なコストダウンが避けて通れない中、来週から夜間の能力試験対策のコースに私が入ります。授業すること自体はかまいません。準備さえしておけば大変なことはありません。本質的に楽しいですから。ただ、時間帯が遅いのが難点。その代り、他の日にゆっくり出勤することになっています。

 自宅前の分譲地。売れた気配がさっばり見えません。現地販売日にもお客さんの姿はありません。不動産業界のことは皆目わかりませんが、すでに販売主がすでに3回変わっています。私は別に構いませんけど。

 ♪BGM 「EYES OF THE MIND」 by CAIOPEA
# by 1220hagiwa | 2012-05-04 21:09 | 本 編 2012
5月3日  有川 浩 『三匹のおっさん ふたたび』 文藝春秋
 リターンズ。高校生カップルの恋模様を前面に出した作品が目立った前作とは違い、年配のキャラをターゲットにした今回は別の味わいがありました。万引き、ゴミの不法投棄その他、トピックは相変わらず身近なものなので、親近感があります。やはり取材もしっかりしていて、確かなもの。楽しめました。キュートで的確なイラストもよいです。
# by 1220hagiwa | 2012-05-03 22:18 | <番外編 2012>
5月3日(木)  ドライバー
 GW後半初日を雨で迎えました。先日の夜行バスの死傷事故は痛ましい限り。ですが、事故が起きてからようやく管轄・監督の省庁が動き出すというのは、警察と同じく、やはりどちらも役所だからでしょうか。それと、運行会社と旅行会社への立ち入りを別々の役所が担うのも、なるほどまさにタテ割りの日本行政の典型を見るようです。

 中国出身のドライバーは、日本国籍をとったとはいえ、日本語力が十分でないことがうかがえます。新聞には詳細に書かれていませんが、通訳を介しての事情聴取、ならびにコメント発表でしょう。こうした人にとり、現行の制度下での免許取得は難しくないはずです。特に漢字圏出身者にとっては、口頭試問のない、ただ読むだけの、なおかつ選択式の試験問題を理解するのは十分に可能。とはいえ、今回をきっかけに、在日外国人に公的試験制度をどう位置づけ、展開していくか、日本語の運用力の面から検討されることは意味のあることだと思います。いわゆる言語政策の一環として広い視点から考えることは、当の外国人のみならず、日本社会にも有用でしょう。怖いのは、便乗して外国人全体に否定的、保守的な右の主張がぞろ現れること。これまでの経験からして、いかにもありそうなことと予想されます。

 来週以降に備え、中級テキストの新版をいただき、旧版の記入事項を移し替え始めました。が、1課分の作業に3時間費やしました。過去10数年来、意外に膨大な情報を積み重ねてきたのだと実感。すべてを身につけたわけではとうていありませんが、あれこれ思うところは少なくありません。

 あちこちでツツジが華やかなのに、うちの庭の藤は、今年は冴えません。芽の出が鈍い紫陽花も期待できなさそうです。
# by 1220hagiwa | 2012-05-03 17:45 | 本 編 2012
5月2日(水)  南の島の晴れ男
 あまりに大甘と言われても仕方ないことに、学生に恵まれていると思います。なかなか進歩せず、苦労しているはずの何人もの学生に、このクラスでの勉強が楽しいと立て続けに言われます。教師側の工夫不足、あるいは授業時間不足があるだろうはずなのに、こちらを慮ってくれているのでしょうか。こちらこそ、彼らに感謝せねばならないほどです。

 そうした心の広さと比して、忙しい日々の中、私も含め、視野が狭くなっているのでは…言動不一致、矛盾なのでは…と思える発言や行動が見られがちなのが最近の職場。特に今日あたりは、理解に苦しむような、??と疑問符が頭に浮かぶようなことが続き、これが非常勤の先生に及ぶようなことがあってはまずいと思いました。まがりなりにも組織体として活動するつもりの学校なら、その一員としてはいかんなぁと。そして、学生に迷惑をかけまい。

 なんてことは放っておいて、先日、南の島で出会った雑種のワンコは、とにかくかわいかった。道端に伏しているのですが、こちらを視界の隅でちらちらと捉えているのがよくわかります。カメラを構えると寄ってきてスリスリ甘えます。でも決して正面から見ず、横目で。いじらしくて、撫でまわしてあげました。いい性格のワンコに恵まれます。利用されただけかもしれませんが。

 梅雨入りしたばかりのその地でも、依然として強烈な晴れ男ぶりを発揮した私。連日の降水確率50%予報をものともせず、一滴も降られることなく過ごすことができました。我ながら、タダモノでありません。
 
# by 1220hagiwa | 2012-05-02 22:42 | 本 編 2012
4月30日(月)  急かされるような
 先日は亡父の誕生日でした。生きていれば84歳。取り立てて何もしませんでしたが、父のことについて、私のつたない文章でもって何らかのまとめをしたいとのプランを温め温め、すでに数年。それも含め、やりたいことをやっておかねば、会える人には会っておかねば、行きたいところには行っておかねば、見られるものは見ておかねば、といったどこか急かされるような気にさせられること甚だし…というのは、3.11のせいかもしれません。時間は有限。命は有限。人生は有限。どこかせっぱつまっているかな。

 講義で、私が小論等でつぶやくことと近いことを語ってくださった先生がいます。「生=生命+生活+生涯」だと。私は「生」は人口に膾炙していないというか、日本語に適したものがないように思うので、ふつう「ライフ」と言い換えていますが、先生の言うことはそれとおおよそ一致した見解だと理解しましたし、納得でき、嬉しかったです。

 それにしても、青葉が映える季節。
# by 1220hagiwa | 2012-04-30 22:34 | 本 編 2012
4月29日(日)  基本的に、嫌い
 商標権をめぐるあれこれで、中国という国、企業の体質云々いろいろ批判的な報道があります。それはわかります。でも、日本側がぼうっとしていた部分はあるはずですし、中国国内での競争のほうがよほど激しいとの指摘もありました。私が接するのは、あくまでも個人レベル。まじめで熱心、誠意のある中国の学生がたくさんいます。その点、彼らを擁護します。

 報道でいえば、通学途中の小学生の列に自動車が突っ込んだ事件。本当にお気の毒です。一方で、遺族の携帯の電話番号を知らせたことで当の副校長がものすごく批判されていました。失態は失態でしょうが、叩き方に違和感、大いにあります。お前らマスコミがそんなにご立派なのかと。徹底的にバッシング、つるし上げてどうするのか。不遜な態度をとる権利があるのか。何様のつもりなのか。例の小沢氏の裁判についても、強制起訴の当初は有罪間違いないといった論調があったのではなかったかなあ。掌、返してます。今年の年初、偉そうな取材態度に多少なりとも接した身として言えるのは、マスコミの体質が基本的に嫌いだということ。

 それも含め、あるいは例のジブリ作品も含めメディアを読み解く力って、やっぱり重要。ジブリの描いたものをそっくり受け取ることの功罪を含め、今年度も機会があればメディアリテラシー教育の初歩、その実践ができたらいいかなと思っています。私自身をブラッシュアップする意味でも。

 昨日は「屈辱の日」。どこの?沖縄にとって、です。「日本」にとっては敗戦からの主権回復の日ですが、それはあくまで本土目線。彼の地では、逆です。機械的にラインがひかれた日でもあります。あらためて、その歴史と今、これからに、いくらかでもアプローチしてみたくなります。
# by 1220hagiwa | 2012-04-29 23:56 | 本 編 2012
4月28日(土)  17.50
 今シーズン唯一試合を観戦できそうな今日、神宮に足を運びました。いいなと思うのは、チームメイトのエラーで点を与え、ゲーム展開が劣勢になったときの声のかけ方、励まし。苦しいシチュエーションの中から、勇気が自然に生まれてくるようです。チームスポーツの素晴らしさでしょうか。そしてまた、劣勢に立たされた時こそ、真価を試されるものがあるという事実。かくいう私はどうなんでしょう。逆境、劣勢に強いか?

 日本芸術療法学会から、夏季ワークショップのお知らせが。数年前に一度お試しで参加してみたとき、愉しかった記憶があります。こんな方法もあるのだと、ほんの「さわり」の「さわり」を体験。今さらながら、特に日本語が初級レベルで、自分がうまく表現できないような場面でのヒント、一助になるかもなぁと思います。記録を読み直し、記憶を掘り起こしたいです。 

 産業カウンセラー協会の会報記事に、キャリア教育が浸透といいつつ、日本人大学生は実際にはそこまで考えていないといった主旨のものがありました。偉そうに言えない私のことは棚に上げて、ふだん接する少なくない学生の姿と合致していて、はたと手を打ちます。毎日過ごすことで精いっぱいなのでしょう。そんな彼らの環境に私も巻き込まれ、ライフスパンにおけるキャリアをどう作っていくかを念頭に置いた日本語活動が停滞し、イマイチ本格化させようとしていませんでした。実現への意欲と勇気が日々の授業とあれこれの雑事の中でいつのまにか沈静化し、失われつつあるのでした。私の実践の原点に回帰するタイミング、刺激が時に必要です。

 眼科の診察室。院長先生と初めてお会いして、大きな声で名乗られ、きちんとあいさつされました。当たり前のこと。そして、いいこと。思わず姿勢を正しました。教室に慣れてしまうと、惰性で授業を始めてしまいがち。休み明けには開口一番、しっかり声を出します。視力データ、-17.50。
# by 1220hagiwa | 2012-04-28 22:50 | 本 編 2012
4月27日  有川 浩 『三匹のおっさん』 文藝春秋
 楽しみながら書いていることが伝わってくる、痛快な作品集。しっかり取材しているから、背景がだれていません。ラノベではありません。でも、やっぱり有川さんお約束のキュンとなる展開も用意されていて、読み手は筆者の掌の上で上手に転がされます。

 単行本版を比較的早い時期に買っていたのを忘れていて、つい最近引っ張り出したばかり。そうしたうちに、文庫版が出てしまって慌てました。で、近刊の続編もさっそく買いました。
# by 1220hagiwa | 2012-04-27 23:35 | <番外編 2012>
4月27日(金)  LONG TERM MEMORY
 やっと一息。ほっと二息。GW前の授業を片付けました。初級が終わったばかりのクラスにもだいぶなじんで、私が助けられています。学生たちの明るさ、前向きさに。個別面談をしていても、和やかで、いい雰囲気。ますますちゃんと授業しなきゃいけないなと、引き締まる思い。

 かたや、昨秋同様、上智大での公開講座シリーズが始まりました。20:30終了という、直前まで授業、翌日にも授業を控えた身には少々つらい時間帯ですけれど、今回は難病をテーマに据えた輪講。関心、大。直接携わらないにせよ、よく聞くと、そこには今の社会の問題点が凝縮されているわけで、居眠りする暇は、本当はない内容です。おまけに、休み明けからは、もう一つのシリーズが加わります。自分で選んだ講座とはいえ、こりゃ、半端じゃないなと、若干後悔。

 雨にぬれ、夜間照明に浮かび上がる駅前ロータリーのハナミズキ。ピンクと白と緑に彩られた花弁、その数々をしばらく見上げます。素晴らしいかな、の一言。

 カシオペアが再始動とのニュース。嬉しいじゃありませんか。ここのところその名を耳にしなかったのは、活動を停止していていたからとか。人気が頂点に達していた80年代、タイトでキレのあるリズム、華麗なメロディーラインをよく(レコードで)聴いていましたっけ。真似をしているギター少年の友達もいました(そういえば、音楽をしている友達が当時は多かった)。メンバーに変遷がありながらもいよいよ復活ということで、機会があれば、彼らの音を生で聴きたいものです。

 ♪BGM 「LONG TERM MEMORY」 by CASIOPEA
# by 1220hagiwa | 2012-04-27 23:04
4月24日(火)  満開
 近頃近隣で閉店したお店。大手チェーン?の非回転型のにぎり寿司屋。10年近くやっていて、評判はよかったはずですが、なぜか突如先月クローズ。一度も訪ねずじまいが悔やまれます。それとケンタッキー。そして駅の開業以来かと思われる老舗の酒屋。我が家の地鎮祭の時にお神酒をお願いしたところです。先週末閉めました。近隣の大規模店の影響でしょう。そしてこちらも古くからある、でもパッとしなかった中華料理屋。一度だけ入ってみましたが、何の変哲もない味でした。自宅を兼ねた建物ごと消えましたから、土地を売ってしまったよう。それから、いつぞや買ったメロンパン屋は秋口に閉め、ペットホテルに変わっています。

 一方で、市認可のプレ・スクール、つまり保育園が開園。私には関係ないけど、いいことです。

 関係ないですが、「開拓者たち」の再放送、見応えがあります。学生と共通の話題にはしにくいドラマですが、全体的にテレビを見ない人が、学生のみならず若い先生にも増えているようです。それがいいことかそうではないか、何とも言えませんが、学生の語彙数は大丈夫かな。日本の大学生が内向きと言われて久しいですが、日本に来る留学生も、日本にいながら内向きの学生は、今も昔も少なからず、いや相当数いますし、最近は増えている印象も無きにしも非ず。それと、そもそも辞書らしい辞書を使わないし、調べようともしない学生が大半ですから、語彙を増やしようがないといったところかもしれません。

 ハナミズキがほぼ満開。よしよし。帰りが楽しい。
# by 1220hagiwa | 2012-04-24 23:37 | 本 編 2012
4月24日  谷川俊太郎編 『祝魂歌』 朝日文庫
 死、別れをめぐる30篇の詩を集めています。3.11のあとで、死への感覚が変わったからこそ、あらためて問われる数々の作品。それらが危うくも自然なハーモニーを奏でているようで、どこか和みさえ感じられました。林芙美子、中原中也、高見順、あるいはシェイクスピア、陶淵明、その他その他…。さすがに谷川さんの手によるものでしょう。授業には…さて、使えるかどうか、考えます。

 伊藤比呂美さんの解説も素敵で、心を衝かれるところがありました。
# by 1220hagiwa | 2012-04-24 23:25 | <番外編 2012>
4月23日(月)  小人
 研究といえるほどではないものの、抱えているミニテーマがいくつかあります。一つは、「感動できる素材・教材」。もう一つは、「(特に読解)教材に隠されたテーマ」。さらには、「授業内外での学習者評価」。ほかにもありますが、機会を見つけて進められたらと考えます。

 昨日書いたように、作文の授業へのリキの入れ方を抑えようとしたのですが、いざ職場に行ってみると、ちょっと頑張って準備してしまいました。性(さが)です。自己満足かもしれませんが、ちらっと工夫してしまった結果、時間を要してしまいました。次回はもっとスマートにいきたいものです。

 というふうに、現場にとっぷり使ってしまうと、研究の類なんかとんでもない、という流れに必然的になりかねません。でも、一歩踏み出すと、必ずしも独善的にならずに共有できるテーマ設定ができるような気がします。そのへんは、ただ、訴えようとしても必ずしも同意してくれないのが、難しいところ。

 新聞の投書欄に、交通機関での「大人/小人」の小人が中国語では「劣った人」の意味だから、中国の人に誤解を招き、笑われる、だから表記を変える必要があるとの意見が。一見もっとも。でも、なんだこりゃと思いました。そんなに卑屈になってどうするのか。日本語は日本語の表記があるのだから、どうして変える必要があるのかなと。もし変えるというのなら、たとえばですが、仮に「小田」さんや「小川」さんが「劣った田」「劣った川」だと指摘されでもしたなら、やはり変えるべきだというのかなぁ。外国語から見た日本語の面白さをもっと肝心の日本語話者自身が受け入れたらいいのに。私たちがしっかりせずに、だれが日本語を守るの、なんてことが頭をかすめました。
# by 1220hagiwa | 2012-04-23 23:26 | 本 編 2012
4月22日(日)  マジ
 留学試験対策で提出された作文に目を通していました。みんな頑張っています。それは認めます。でも、作文は自分で弱点を強く意識化しないと向上のほとんど望めない分野。加えて、どこまで考えているか、要はアタマとセンスが不可欠。ですから、失礼な言い方ですが、こちらがどんなに直しを入れても、コメントを添えても、人によっては改善は期待薄。それが実感です。なので、個人差はありますが、概して大きな期待はしないことにしています…悲しいかな、いや申し訳ないことに。で、正直、リキを入れすぎません。

 再び、介護付高齢者施設を訪問する機会に恵まれました。今回は少なからず高めの物件。都内ということで、土地代がそっくり反映されます。共用部分も広いことから、ゆとりは十分ですが、こんなにはいらないかなぁと、自分が入るわけではもないのに考えたりもします。あくまでも将来の参考に。ちなみに、説明、案内担当の方が今回は100%男性でした。セールスマンらしからぬ、どこか遠慮がちで打っても響かない一歩手前の姿勢なのも、経営母体の性格なのでしょうか。それはあながち悪くない印象。

 そういえば、昨日の古書市で見た『FMステーション』創刊号。ダイヤモンド社が出していたのも今さらながらの驚きですが、30年前のFMは各局とも本当に音楽がメイン。それも一日中。美しいラインナップでした。今のFMの多くは電波の特性、クリアーさを何の活用もしていない、ただのバラエティ。アホか。AMとどこが違うのかな。差別化はいずこに。

 店を変え、コンタクトを発注しました。渋谷から地元の店へと気分転換。明らかになったのが、視力のさらなる低下です。実感していましたが、残念。目を酷使しない、とりわけパソコン作業を少なくするようにしたいです。特に、仕事上。このブログくらいはたかが知れていますが、今後パソコンに頼り切らないよう意識化していこうと思います。マジで。将来、本が読めなくなったらいやですし。そもそも、生活そのものに大きな支障が出ます。マジで。それに、お金もかかりますし。マジで。
# by 1220hagiwa | 2012-04-22 22:50 | 本 編 2012
4月21日(土)  古書市と放射能
 論理療法の基礎講座@横浜で関心を呼び覚まされた後、五反田の古書市を、それこそ10年ぶりくらいに訪ねました。中高年中心の市の雰囲気は変わらず、街もほとんど変わらず。一冊も買いませんでしたが、『月刊カドカワ』の30年近くほど前の創刊号、その内容が意欲的で、興味深かったです。風間杜夫さんは若いし、原田知世さんはかわいらしい。片岡義男さんの短編も載っていて、今思うと買えばよかったかな。次いで、放射能に関する正しい知識をお知らせいただく講演会@四谷。新聞だけではどうもピンと来ないので、話をうかがいつつハンドアウトを眺め、納得できる部分がありました。続けざまに院の図書館で文献をコピー。帰りはエクセルシオールでその文献チェックと月曜日の予習。

 そこで目を通した雑誌『新英語教育』の特集記事が「自己表現が自分を変える クラスを変える」。まさしく私が探求しているテーマで、強く共感できる、いやまったく同じ意見を書いてくれている、という箇所がいくつもあり、ウンウンと心の中で頷いていました。いいよなぁ…。間違いなく英語教育のほうが日本語のそれよりもずっと実践的で、技術レベルのみならず、教育哲学的な側面でも進んでいるところが多いといえます。日本語はあいにく情報が限定的で、雑誌そのものも実質的に「なくなってしまった」に近い状態。学習者数、教師数とも比較にならないから販売が成り立たず、仕方がないのでしょうけれど、寂しい限り。いっそ学会が主導するとか、思い切って勤務先が発行できたらいいのですが、そんな余裕はこの業界のどこを見回しても、なし。

 ちなみに、雑誌『日本語学』の今月号の特集は「政治とことば」。おもしろそうです。来月号は「災害とことば」だそうです。こちらも興味深いです。 
 
# by 1220hagiwa | 2012-04-21 22:29 | 本 編 2012
4月20日(金)  ただの教師には
 ようやくの週末。学生は私の授業に満足して過ごしてくれたでしょうか。気がかりです。でも、それを祈ります。

 それより、この2週間はまったく授業にかかりっきりで、周りのさまざまな分野の資料に目を通す余裕がまったくなかったことにはたと気づきます。机の周辺にストックしておいた、興味ある資料を置き去りにして、完全に教案やら教材やらに専心していました。悪いことではありません。でもコワいことです。こうやって視野がどんどん狭くなってしまうことを、おそれます。現場に埋没し、取り込まれていくことの魅力と裏腹の恐ろしさを痛感します。

 それを恒常的に打破する意識づけのためにも、明日はカウンセリングの研修会、来週以降は再び上智大の講座に参加する流れを作っています。よかったです。

 日々の授業から一定のスタンスをとっていないと、「ただの」教師と化してしまいます。私はなりたくありません。
# by 1220hagiwa | 2012-04-20 23:38 | 本 編 2012
4月20日  『長田 弘詩集』 ハルキ文庫
 今度は、私が唯一マトモに読んでいる方である、長田弘さんの自選作品集。まったくもって、いい作品が並んだ、強烈に沁みる一冊です。学生にも勧めやすいものがありそうです。

 ついでながら、角田光代さんの解説もいい。角田さんが詩に私と同じような接し方をしていたと知り、共感しました。

# by 1220hagiwa | 2012-04-20 23:14 | <番外編 2012>
4月19日(木)  白にピンクに
 シバの坂のハナミズキ。だいぶ膨らんできました。ところどころ、白く小さく。明日は続々と開くことでしょう。

 駅前ロータリーのハナミズキはというと、一足先にピンクの花弁を見せつけています。帰路、しばし立ち止まって見とれていました。夜空の暗さをバックに、美しく映えます。また明日の朝、どんな具合かチェックします。薄ら寒いものの、いい季節。

 どちらも、同じ並びでも一本一本微妙に咲く時期がずれています。他愛のないことですが、とっても大事なことのように思いました。そんなことを考えつつ歩いていくと、斜面にポツンと、すっくと立つ一本の樹。先日までは葉っぱなんかなくて寂しげだったのに、あらまあ、今夜はすっかり若葉を茂らせてしまっていて、生命力のたくましさに、ほんとかい。びっくりの一言に尽きます。

 「私の大切な30語」。鉄板といっていいのかわかりませんが、レスのいい定番ワークの一つです。クラスによって取り組み方に違いはあるものの、学生は概ね意欲的に参加します。先週やったもらったシートを振り返ってみると、それぞれに個性が浮き彫りになっていて、一枚一枚を見るにつけ感心したり笑ったり、特には驚いたり。
# by 1220hagiwa | 2012-04-19 23:37 | 本 編 2012
4月18日  稲見一良 『セント・メリーのリボン』 光文社文庫
 まさに、名作。谷口ジロー氏の漫画化作品に刺激され、いつぞや読んだ一冊の文庫版を手に取りました。

 宝石のような短編が収録された、再読に耐えうる作品集。温もりました、どれをとっても。作者が鬼籍に入ってはや20年近く。惜しい逸材を、それもわずかの作品を遺してもらっただけで亡くしたものだと感じます。でも、自らの命を見つめていたからこそ、こうした美しい一篇一篇が生み出されたに違いありません。
# by 1220hagiwa | 2012-04-18 23:07 | <番外編 2012>
4月18日(水)  苦い思い
 授業、2週目に入りました。双方の固さもほぐれて、前回よりずっといい雰囲気で過ごせたと(勝手に)思い込んでいます。当の学生は実のところ、どう思っているでしょうか。まあ、悪くないだろうと思います。

 領土問題が起こるたび、何とも苦い思いにとらわれます。今回の尖閣諸島の買い上げの件については、確かに乱暴だとの意見もあります。が、国が手をこまねいている現状を考えると一概に否定できない気もしますし、いち手法としては「あり」なのかなぁと思えます。領土に絡む問題はおよそ複雑で一筋縄ではいかないものですが、これに関する日本の姿勢については明らかに他国より弱腰。なるほど強く打ち出せない歴史的な事情もあるわけですが、今回の件はそうした諸事情を踏まえたうえでも、あえて踏み込んだ選択肢の一つにあげられるのかもしれません。でも私の仕事上の立場からは、あまり明確な意見を表明しにくい微妙な部分です。ただ言えることは、仮に国家としての好き嫌いはあっても、個人レベルでは好きな人ばかりだという事実。すなわち、個々の草の根レベルの交流が一番大切なのでしょう。

 とある知り合いの親御さんの通夜に向かおうと思ったのですが、ぐずぐずしていて列席がかないませんでした。職場を離れる私の思い切りが悪かったためです。彼はそうは思っていないかもしれませんが、申し訳ないことをしました。これは、反省です。よくなかったと思います。誠実ではありませんでした。

 メールの送受信に不具合が生じ、昨日来不便をしています。そのため、教案にちょっと不安を抱えつつ、明日の授業に臨みます。
# by 1220hagiwa | 2012-04-18 23:00 | 本 編 2012
4月17日(火)  比ではない
 京都・祇園で起きた暴走事故を契機に、「てんかん」への誤解や偏見が高まることが懸念されます。私は周囲にそうした方はいませんし、専門家でもないのですが、大多数の患者さんは、きわめて真面目に、自らを節制して日々過ごしているでしょうし、ご家族もそういうお気持ちで暮らしているはずだからです。

 事件で思い出すのは、先日(も)あった、母親が子供二人を道連れにした練炭自殺。ご主人が転職直後に起こした仕事のミスから自死を選んで以来、(おそらく鬱で)精神的に不安定になった奥さんが発作的に引き起こしたもののようです。幼い二人だけで犬の散歩をさせていたのが目撃されていて、近所の人が声をかけたらお母さんのことについて寂しそうに話していたというではありませんか…。その場面を想像するだに、切なくなります。兄妹の心中やいかに…かわいそうすぎます。何とかならなかったのかと。子供になんの罪はなし。それと、余計なことかもしれませんが、一緒に亡くなったお兄さんは何をしていたのかなと、そんな疑問さえ頭をもたげます。ちなみに、散歩させていた犬はどうなったのか、こちらも気がかり。

 短期コースを担当している教師たちが、コースの理念を体現した新しいテキストを執筆し、このたび刊行されます。積み上げ式ではなく、CEFRという世界的な言語習得の目安、つまりその言葉で何ができるかという観点から学習者の到達度を評価する手法をもとにした、いってみれば世界水準に合わせた授業を視覚化しています。すごい。そのエネルギー、情熱たるや、私の比ではありません。そして、このテキストが日本語教育世界で評価されることを期待します。
# by 1220hagiwa | 2012-04-17 23:55 | 本 編 2012
4月17日  三上 延 『ビブリア古書堂の事件手帖 2』 メディアワークス文庫
 前作より愉しかったのは、薀蓄度が増しているように感じたからでしょう。とはいえ謎解きはメインではなく、本屋大賞の水準でもないのは、あいにく。それより、シリーズ化されそうなので嬉しいです。
# by 1220hagiwa | 2012-04-17 22:45 | <番外編 2012>
4月16日(月)  ミーシャ
 結婚が決まって退学するイタリアの学生、家族の事情で帰国することになったアメリカの学生を送る会が今晩急遽決まり、顔を出してきました。私はまだ授業を2回しかしていない、初級が終わろうとしているクラスですが、初級からほとんど一緒だったというメンバーの団結は強いようで、その明るさ、コミュニケーションの活発さに感心しました。そして、先生方の熱心さも、中級、上級とはまた違ったものが感じられます。

 隣に居合わせた、サンクトペテルブルグ(レニングラード)出身で、来年大学院に挑戦したい学生と、あれこれ話しました。英語のほかラテン語とスペイン語を少々使う彼にしても、日本語は難解だといいます。それでも、さすがに語学センスの良さがうかがえる受け答え。漢字の習得にも熱意を感じます。来年に期待したくなります。

 背後に流れるラジオ、そこでの現地日本人の方へのインタビューによると、ロシアで初めて翻訳された日本漫画は『らんま1/2』だということです。擬音語・擬態語が日本語のままの作品も少なくないようです。ただ、カバーはないこともあり、価格的には手軽だとのこと。

 今季も多読のクラスがあります。そこには、やはりロシアの学生がいます、2度目の参加。前回は中級の初めのレベルでしたが、久しぶりに入った彼女は、上級の手前あたりまでにレベルアップしていました。
# by 1220hagiwa | 2012-04-16 23:30 | 本 編 2012
4月16日  なかむらるみ 『おじさん図鑑』 小学館
 昨年末見かけた新刊が、いつのまにか売れていました。こんなおじさん、間違いなくいるいる。見た見た。「おじさん愛」にあふれた一冊に、感嘆そして感涙。幸か不幸か、いやたぶん幸運にも、本書によるおしさん度チェックのどの項目にも該当せず、ほっとしています。
# by 1220hagiwa | 2012-04-16 20:33 | <番外編 2012>
4月15日  川上弘美 『機嫌のいい犬』 集英社
 句集。一年間、書棚で温められていたものを抜き出し、旅先でめくっていました。といっても、俳句にとんと無知な私。ややもすると乾きがちな心に、その趣きやら滋味やらがすっと理解できようはずはありません。それでも、いくつかの句からは、ほおっ、と小さくも新鮮な刺激をもらえます。

 どこかユーモアが漂い、とぼけてもいる句の数々は、まさに川上さんワールド。このタッチを心にとどめながら過ごせたら、日常の光景は少し違った目で見られるのかもしれません。いまは俳句を作ろうとは思えませんけれど、川上さんのあとがきが誘っています。川上さんのこのセンス、この雰囲気を大切にして、近作に手を伸ばしたいです。やっぱり好きだなぁ。

 それより、あとがきに書いていた短詩に寄せる雑感のようなものを、私の授業に利用できないかとぼうっと考えを巡らせる、越後湯沢発「MAXとき」の2階席でした。
# by 1220hagiwa | 2012-04-15 21:08 | <番外編 2012>
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