シバ犬好きな日本語教師が、学校や日本語教育のこと、あれこれ感じた些末なこと等をつらつらと。 ★「番外編」(本の紹介)…不定期         
by 1220hagiwa
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1月30日  横溝紳一郎 『クラスルーム運営』 くろしお出版
 「日本語教師のためのTIPS77」シリーズ第一弾。お会いしたことはありませんが、敬愛する横溝先生による、現場教師へのありがたいヒント集です。すでに、常に意識している部分もありますが、こうして眺めると、そうそうこれも、とか、おっとそうだったか、という指摘が随所にあって付箋をつけまくり。うれしい本です。

 ところで、どのくらいの先生たちが、こういう本を手にしているのでしょうか。まさか、教案を作るだけで精一杯、なんてことに陥っていないことを期待します。教案と同様、いや場合によってはそれ以上に、教室環境や教師の意識その他その他、大切なものが山ほど。それに気づかせてもらえる懇切丁寧で手軽な読み物。ぜひ手に取ってほしい。そう願わずにいられません。
# by 1220hagiwa | 2012-01-30 23:06 | <番外編 2012>
1月30日(月)  値する
 タイの詩人による作品を、まずはタイの学生に原語で音読してもらい、日本語訳を学生たちで読みました。イケます。タイの学生は、はじめこそ遠慮がちでしたが、徐々に滑らかにまた堂々となってきて、ジャストフィットでした。周囲の学生も、いいなぁと言います。母語を教室で誇らしく読み上げられるというのは、どこの学生にしろ、いわゆる自尊心が満たされます。

 次回は、韓国語と中国語、できたらインドネシア語によるものを予定しています。その資料の借り出しに市立図書館を訪ねる予定でしたが、その前の仕事が長引いてしまい、タイミングを逸しました。というのは、市内の日本語ボランティア養成講座に顔を出していたためです。熱心な方ばかりだったので、何よりの幸い。図書館には明日、学校帰りに再チャレンジのつもりです。

 昨日も触れたように、私の現場の学生には、詩というものが少なからず合っているのではないかと思えます。高校生のころは恥ずかしくてできないような作業を、だいたい20代前半の若い年代の学生があらためて外国語で取り組むことには、精神面でも、日本語学習、運用面にも意義があると感じるのです。感動的で意外性に富む、多彩な表現はもちろん、自己と他者の内面にぐっと迫る潜在力を詩作は秘めていると実感しました。そこでは、字数が制限されることもいい効果を生んでいる気がします。そして情緒的な側面もフィット。おそらく、外れていないでしょう。

 思い出したのは、学習言語ゆえの表出の抵抗の少なさ、ハードルの低さ。これは、私の従来の活動での気づきと共通します。広く成人学習者一般に通用するのか、興味深いところ。おそらく、研究に値するテーマでしょう。
# by 1220hagiwa | 2012-01-30 22:56 | 本 編 2012
1月29日  野田正彰 『災害救援』 岩波新書
 考えてしまうなぁ。95年の阪神淡路大震災の直後に出された一冊です。反発されそうではあるのですが、かなり厳しい指摘をしています。そして、影響されやすい私。(偉そうですが)私たちはいったい何を学んだのかなぁって、そんなことを考えてしまうのでした。

 そろそろ1年になろうという今になり、私は3.11をより明確に意識するようになってきているのを感じます。遅いでしょうか。何事も、その場、その直後に反応することはあまりなく、ぐっと落とし込むのに、私は時間を要します。でも、そういう自分を、案外悪いものではないとも思っています。その場でああだこうだ言ったり騒いだり、神経質になったりするのは、たぶんだれでもできると思います。私は多くの場合、異なります。これを弁明と取られても仕方のないことですけれど。
# by 1220hagiwa | 2012-01-29 23:44 | <番外編 2012>
1月29日(日)  詩ごころ
 寒空の中、相模原の公園でいい汗をかきました。久々にクラブのメンバーと走ったのですが、最後にすっころんでしまうとは、まだトレ不足。脚がひ弱です。

 上級クラスで2回にわたり詩作にチャレンジしてもらいました。上級といっても実質的には??の人もいるのですが、それはここでは関係なし。けっこういいものがあがっています。もちろん言葉足らずとか日本語としてあれっ?というものも無きにしもあらず。それでも、詩ごころというか、メンタル、感性の部分では年齢相応のものを当然備えているので、各人思いのほか集中し、工夫してくれました。そもそもは中原中也の作品の一部分を援用したまでの、お粗末な素材を提起しただけ。でも、詩の可能性、学生の可能性を感じたというと言いすぎでしょうか。

 学校としては、作文とか、受験向けには論文とか、どうしてもそういったものが定番。それはそれで必要不可欠。でも、これだけ日本語教育や学習者の指向あるいは志向、さらには嗜好が多様化している中、ある意味、世界で共通しているかもしれない詩ごころというものを引き出すことは、あながち無理、無意味で横暴とは思えなくなりました。自由奔放で、よい。

 『阪急電車』を最後まで確認。明るい気持ちにさせてくれる佳作でした。原作も合わせて紹介することができると思います。
# by 1220hagiwa | 2012-01-29 23:31 | 本 編 2012
1月28日  吉田熈生編 『中原中也詩集』 新潮文庫
 もちろん、授業対策。こんな時でないと、わざわざ手に取ることもないでしょうに。「汚れつちまつた悲しみに」がとりわけ知られていますが、死に接近している作品も数多く、純粋さを超えて戦慄さえ覚えるものも散見されます。変な言い方ですが、このまま生きていられるはずはなかったろうにと感じたり。不遜でしょうか。それと、奔放といってよいほどの30年の遍歴。

 ずいぶん物足りなさを感じる巻末の解説だったのですが、一点、そこには気になる指摘がありました。別途、考えたいです。
# by 1220hagiwa | 2012-01-28 22:54 | <番外編 2012>
1月28日(土)  自戒と関学
 結果オーライ。昼過ぎ、当初予定していた、緩和ケア病棟での音楽療法の紹介、体験の会場を間違えてしまい、同じ四谷の上智大のキャンパスでの催しへと行き先を急遽変更。やはり緩和ケア・在宅クリニックのベテランの先生による、支援、援助の概論を聴きました。充実の内容に満足。

 私自身はこの分野にはまったくの素人です。でも、ふだんの授業で学生と相対するときに求められる姿勢と、今日学んだこれとでは、本質的な部分で共通する面があると強く思いました。それが収穫。大事なことは、たぶん変わらないのかな。一昨年学んだ産業カウンセリングの基本技術が今日のミニワークでも通用することもわかって、ちょっぴり嬉しかったです。

 ついでながら会場で確認したこと。それは、意見だかコメントだか要領を得ぬ話をだらだらと続けるのは、性別・年齢に関係ない点。あと、自説や自分で得た知識や体験にとらわれて思考が発展せず、周囲の意見に耳を傾けないのは年齢の高い男性に多い点。自説は自説でいいのですが、ちと迷惑。この前の明学大のシンポ会場でも喋りたがりのやはり高齢の男性ばかり。今日は講師の先生が粘り強く聴いてくださったからいいようなものの、挙手してマイクを握るのなら、きちっとまとめてくれっ。私も自戒、自戒。

 『阪急電車』。前半(往路)を鑑賞した限り、悪くありません。多彩な登場人物と飽きさせない展開。先が読みにくい。初の時代モノ『武士の家計簿』にチャレンジした後の候補作に急浮上です。マックに出入り禁止令が出たとか出ないとか、マナーで話題の関西学院大を前面に出しすぎか?とも思いますが、観たら共感するのでは。関学自体は、魅力ある先生がいて私は好きです。キャンパスも美しいですし。
# by 1220hagiwa | 2012-01-28 22:46 | 本 編 2012
1月27日  『現代タイ名詩選』 大学書林
 読んだというより、さらっとめくって、授業で使えるかどうかをチェックしたまでです。『現代詩』とありますが、60~70年代の作品が中心のためか、本書を眺めた限りでは、反政府的な内容が多い印象を受けました。時代なのでしょう。あと、チャオプラヤ川を題材としたもの、農村をモチーフにしたものが少なくないようです。土地柄ですね。一本だけ、反日、日本を揶揄したもの。もう一本、作者が来日した時の心象風景を詠ったものも載っていました。

 外国語と言えば、なにはともあれ、やはり大学書林。
# by 1220hagiwa | 2012-01-27 23:27 | <番外編 2012>
1月26日  宮崎 駿 『出発点』 徳間書店
 正確に言えば、市立図書館からの借り出し。『ナウシカ』以前からの監督の発言(~1995)を収録しています。うち、一部を授業で参照。なので、全部は読んでいません。
# by 1220hagiwa | 2012-01-26 23:02 | <番外編 2012>
1月26日(木)  いい味
 よほど学生のほうが知っている。いや、それは当然のことで、私のほうが教わることが多い。というのが、今日実質的な初回を迎えた「ジブリの森へ」。『ナウシカ』を取り上げたのですが、私もそれなりに展開できたと思う一方で、オタクとまではいかなくともしっかり観てきている学生からは、おおっ、そうかと思わされるコメントが寄せられました。さすが。

 反省点は、こうした学生たちの意見をもっと吸い上げて反映させること。そして、私も負けずに予習していくこと。さらに、他の学生からの何がしかの反応もとらえるアンテナをはること。その意味で、今日に関しては出だしこそ快調に思えたものの、後半はやや失速したと感じます。ハンドアウトこそ出来は良かったと自負していますが、来週はもっと学生を引き付けねばいかんと思うのでした。

 それにしても、本当にファンが多いなぁ。恐るべし、宮崎アニメ。つくづく感じます。何らかの形でこれを活用しない手はない。そう、あらためて思います。

 『総合国語』という高校の教科書で、詩を扱っています。谷川俊太郎、石垣りん、中原中也、萩原朔太郎というラインナップ。でも、学生にとっつきやすいのは、谷川さん。他は、難しそう。そこで、谷川さんの他の作品もあわせて紹介していく中で、ちょっとした詩作をしました。何事も模倣から始まると思うので、先日一部改変で試したところ、意外にいい作品が上がってきます。それに味をしめて、今日は中原中也の作品のやはり一部改変で再チャレンジ。すると、結構、いい味、出しています。学生の可能性はこんなところにもあったのでした。そもそも、詩の理解にマトモに取り組む必要は、ありません。各人の感性に委ねればいいのです。
# by 1220hagiwa | 2012-01-26 22:57 | 本 編 2012
1月24日  自死遺児編集委員会・あしなが育英会編『自殺って言えなかった。』 サンマーク文庫
 心からの叫びには、重いものがあります。自死遺児の皆さんの思いを少しでも受け止め、今後の生活に生かせれば。たとえば、何らかの形で学生に伝えることができたらと思います。

 偉そうに言うことでもないでしょうけれど、自殺って、他人事じゃありません。自分はしない、なんて思っていたって、その衝動はいつだれに訪れるか、だれにもわかったものではありません。個人の問題に矮小化されるべき課題ではなく、大きな社会問題であることをきちんと認識する義務が、日本社会を構成し、現に生きている私たちに課されていると思います。
# by 1220hagiwa | 2012-01-24 23:01 | <番外編 2012>
1月24日(火)  ドトールで考えごと
 宮崎駿さんのアニメを読み解く授業。先週のプレゼンを経て、いよいよ本格的な実践を明後日に控えています。かれこれひと月以上、自宅でも職場でも、旅先でもどこでも、ああでもないこうでもないとアタマを悩ませてきました。そしてようやく今日になって、具体的な授業イメージがわいてきました。基本に立ち戻るというと格好いいのですが、つまりは当初からの狙いである「(日本人でも完璧に理解していない作品の哲学を)いっしょに考えていく」という姿勢を大切にしたいと考えます。たとえば、私のほうから疑問点をいくつか並べると同時に、学生からも疑問を提起してもらい、それを相互に検討しあっていこうというもの。あるいは、学生が考えるキーワードを出してもらい、意見交換していくというもの。さらには、魅力を感じる登場人物に関してコメントを寄せてもらう、など。

 私よりも深く見通している、根っからのアニメファン、ジブリファンもいるでしょうから、そういう学生から引き出したり、発想を利用させてもらえたらいいなとも期待しています。教師が全部教えるなんててきないし、そういうおこがましさは控えたいと考えます。

 NHKで深夜に流している朗読『海鳴り』。時折聴いている松平アナによる週イチ(はじめはほぼ毎日だったような)の放送は、昨夜が第88回。いよいよ来週が最終回を迎えるものと思われます。内容もさることながら、その長すぎるスパンが、渋すぎ。いまどき、こんなのありかと思わせます。

 思ったほどの影響を受けずに済んだ昨夜の雪。でも、タイの学生は雪遊びにあまりに興じすぎて風邪をひいたらしく、今日は休んでいました。それはそれで、わかる気もしますし、かわいいものです。
# by 1220hagiwa | 2012-01-24 22:48 | 本 編 2012
1月23日(月)  ヤバい雪
 マジでやばいっす。というほどの雪が降ってます。明日の朝は要注意。タイとマレーシアの学生は喜んでいますけれど。

 「正統的周辺参加」というキーワードを久しぶりに思い出したのが、先日の先生方との語り。現場は多様であれど、日本語学校レベルでもこうした視点が欠かせないはずです。所属する共同体への参加、あるいは生きていくことへの積極的関与といったものを私はイメージします。それに関連して、今回の出来事をかけがえのない、そして二度とない(あってはならない)契機として、日本語を教えるって何?という根本的な問い、命題を、現場教師たちが再考してもいいのではないか…。例によってこんな妄想が始まっているところです。日常の授業を粛々と進めることの重要性はいうまでもありません。でも、それだけでいいのかな、もったいないな、という純粋な疑問をもちます。

 さらに、悲しい出来事に接した学生への対応が、対応のための対応、言ってみれば「対処」とか対症療法的な姿勢に終始してしまうようなことになれば、そこから生まれるものは案外少ないのでは、との危惧を抱きます。つまり、その場で終わりということ。そではなく、学校は出来事から何を学び、どう変化するのか。そういう問いと同時に期待と関心があります。私はできるだけ組織を変えていけたらと思います。ただし、その方法は模索中。どうなるやら…おっと、また頭でっかちな抽象論に終始しました。悪い癖です。
# by 1220hagiwa | 2012-01-23 23:53 | 本 編 2012
1月22日(日)  「心のケア」なんて言わない
 精神科医の野田正彰先生の講演「震災後をどう生きればいいのか」。研究者でありまた実践家でもある先生のお話は、被災地のみならず日本という国の姿勢をも問うもので、十分に刺激的。おおっというものばかりでした。特に、「心」は実体ではなく「私とあなたの間にある関係性にあるもの」なのに、心をあたかも実体であるかのように取り出していること、そして「心が社会(身体)から分離されること、また被災者への対応が『心のケア』といったものに矮小化されている」趨勢に警鐘を鳴らす指摘に、驚きとともに感銘を受けました。震災に限らず昨今の「心のケア」の氾濫にどこか食傷気味だった私には、100%には届かずとも腑に落ちるものがありました。

 先生の言う「社会(身体)」とは、生きることそのものだと私は受け取りました。心と身体の分離を憂える方は多方面で見ますし、言語教育にもいます。私もそれを心がけていながら、つい見失ってしまいます。批判されることも少なくないという野田先生の姿勢ですが、示唆的であることもまた確かです。

 そこで、発生以来2週間を経た今回の事件に対する学生ケア、それは本来どうあるべぎだったか、次のように考えます。対象者の心の在り方、何を感じるかに執着しすぎずに、またそこにとどまらず、日々生きていく現実あってこその心と捉える、みたいなマインド。つまり、これからどう生きるかを視野に入れた対応。うまくは言えないのですが、そんなものを漠然とイメージします。その姿勢を日本語教育へ発展、昇華することも今後は不可欠かと感じます。

 貧乏性を抱えつつも中途半端なので、自らを忙しくさせていないと気が済まない日がある一方で、今日は相当のんびり過ごし、こんなことをぼんやり思い描いた次第です。相変わらずの抽象論でした。
# by 1220hagiwa | 2012-01-22 23:01 | 本 編 2012
1月21日  『ジブリの森とポニョの海』 角川書店
 授業準備に。『ポニョ』のみならず、宮崎作品全般に対するインタビュー原稿が中心。解き明かすための材料が探せます。
# by 1220hagiwa | 2012-01-21 23:31 | <番外編 2012>
1月21日(土)  2.5本
 素材の候補に、また返却期限を明朝に控え、昨夜から先ほどにかけて立て続けに2本+0.5本分のDVDを観ました。

 『川の底からこんにちは』なんだこりゃ。人物造形のとんでもない面々が次々と…途中までは冷めた眼で観ていました。でも、主人公が自分の過去をばっさり捨てて開き直ったところから俄然面白くなって、最後まで見通してしまいました。満島ひかりさんのキレぶり、はじけっぷりが素敵です。こいつはすごい。

 『その日のこども』阪神淡路大震災を巡る、ドキュメンタリータッチで描く2人の若者の心模様。泣けました。どこか屈折した役の森山未来さんもさることながら、佐藤江梨子さんが本当に自然で、のびのび、イキがいい。サトエリさんはテレビには出なくなった分、映像の世界で活躍してくれるとよさそうな気がしました。今回のではなく、95年の震災を授業で扱えたらと考えての選択だったのですが、Y先生と要検討です。全編大阪弁なのも、日本語的に有意義。

 『メトロに乗って』チャンスがなくて観ていませんでした。Y先生のおすすめ。もう5年も前の作品なんですね。堤真一さんは安心して観ていられます。先日のNHKドラマもそうですが、レトロ系が似合うってのは気のせいか。それより、岡本綾さん。存在感が薄い中に、ひっそりしたいい味を出しています。スキャンダルで引退してしまった?のが惜しまれます。ただ。背景に戦時中の満州が出てくるので授業での扱いは考えたい、それでも泣けた1本。原作が「嘘つき」浅田次郎氏ゆえ、うまいことは確かです。

 やることがほかにもあるのに…と自分をだましだまし観た2.5本。満喫。 
# by 1220hagiwa | 2012-01-21 23:21 | 本 編 2012
1月20日(金)  ジブリに感謝
 ジブリの宮崎駿監督作品を読み解くクラス、その初回・デモンストレーションを行いました。60名の出席です。確かに人数はかなり集まりましたが、ただ観るのではないと知り、登録希望者は半減しました。よかったという思いと、残念という思い。さらに、そりゃそうだ、私の時間にそれは甘いよ、という感想も。来週、『風の谷のナウシカ』から本格的にスタートします。

 邦画作品をきっちり理解していこうというクラスも同様に始まり、こちらはほぼ見込み通りの人数に収まりそうです。デモンストレーションとして『つみきのいえ』を取り上げ、感じるところがあったようですし、今後に期待して登録してくれたものと思います。

 それにしても、宮崎アニメのなんと人気のあることよ。高畑勲監督作品を含め、ジブリ作品を10本以上平気で観ている人も少なからずいます。ほかに、『トトロ』をきっかけに日本語を学び始めたとか、親の影響で観るようになったとか、理由はさまざま。ジブリ作品に感謝です。ホント、学習動機として日本語教育に貢献しているのは、まごうことなき事実です。

 3か月に1度の恒例行事。院に進んでいる/院を終えた教師で集まり、ああだこうだと語らいました。私はえらくいい加減な話しかできませんけれど、刺激がそこかしこに。皆さん、私より年下ですけれど、全く関係なし。研究に真摯な姿勢は、私の10倍以上です。 
# by 1220hagiwa | 2012-01-21 00:14 | 本 編 2012
1月17日  吉永南央 『萩を揺らす雨』 文春文庫
 短編推理の連作集。ほんわり。でしょうか。すっきり。とは言いかねます。心の機敏を丁寧に、しんなりと掬い取っているように思いました。ただし、表紙に描かれている主人公・76歳のおばあちゃんは、いかにも年寄り臭い。私の母と同い年の設定ですが、それにしては老けすぎじゃないかな…そこが不満です。田舎のお年寄りだからなのか、イラストレーターのセンスなのかは不明です。
# by 1220hagiwa | 2012-01-17 23:35 | <番外編 2012>
1月17日(火)  佳作
 『深夜食堂』再び。学生には好評でした。今日はデモンストレーションで、来週からが本番。今日の反応を見る限り、来週「大人のマンガ」と題したこのクラスに、ある程度の数の学生が正式に登録してくれることと思います。非常勤のY先生と協働する映画の授業も、新しい作品を取り入れつつ進めることが決まっています。そのY先生の情報では、今日はなかなかにいいレスポンスだったと聞きます。どちらも悪くない出だしのようですから、勇気が出てきます。

 今日は1.17から17年。テレビで、神戸では依然として復興がなされていない地域の現状を観ました。苦闘する人々。復旧はしても、復興は果たせていないということでしょうか。震災でいえば、茨城の学校さんが今回校舎にダメージを受け、移転する方向と聞きました。日本語学校はそうした現地のみならずここ東京でも、当分は震災「中」。私の学校も相当大きなダメージを受け、まったくもって、苦況から脱するのは容易ではありません。

 それでも、やっぱり学生の明るさに救われるのは確か。かけがえのない存在です。課題は山積ですが、学生あっての学校であり、その逆すなわち教師あっての学校では決してないと思えます。

 『武士の家計簿』が授業で使えるかどうか…悩みつつも愉しみました。森田監督の遺した、まさに佳作。江戸から明治に移る時代背景、言葉、生活習慣等、いざ取り上げるとなると、スッとはいかないでしょう。Y先生と相談です。
# by 1220hagiwa | 2012-01-17 23:29 | 本 編 2012
1月16日(月)  注目していること
 切り取った記事がいくつかあって、一つは、言葉にまつわる小島恵子さん(ラジオパーソナリティ)のコメントです。「もやもや」をキーワードに、平易な言葉が大切と言います。予定調和的で上滑りな言葉ではなく、また破綻なく滑らかに流れ出る言葉でもない、呼吸や声質といったものも聴き取りながら、たどたどしくも発されるかけがえのない意見を大切にしたいと言います。

 この姿勢は、以前お話をうかがった宮原浩二郎先生の言葉に共通すると思いました。この先生の語りは滑らかさとはおよそ縁のないもの。でも、心に響いてくるものでした。魂がこもっていたからでしょう。私もそれを心がけたいです。多少滑舌の悪い私ですけれど、そこに自分のハート、マインドをしっかりと込められる、そんな言葉を紡ぎ出したい、なんて思ったりします。ここのところ小島さんの著書が少し注目されているようですから、チェックします。

 「崖の上のポニョ」。驚きました。後半の津波の場面に。「もののけ姫」はまるで原発事故を示唆していたかのような作品とする見方もできました。今度の「ポニョ」では震災を予見したかのような描写。ヒビリました。うがちすぎかもしれませんが、それはいいとして、自然観、生命観あるいは文明観はこの作品にも貫かれています。すると、宮崎監督がこの震災と原発事故をどうとらえているのか、ぜひ注目したいと思ってしまうのでした。

 文部科学大臣が中川さんから平野さんに。う~ん、中川さんが日本語教育政策にそれなりに力を入れていたように見えただけに、がっかりです。副大臣を退いた昨年春、一橋大学での講演当時はヒラの議員、その後大臣、そして逆戻り。一歩進んで一歩さがる。
# by 1220hagiwa | 2012-01-16 23:45 | 本 編 2012
1月15日(日)  ぼちぼち
 産業カウンセラーの例会で、「生涯発達心理学とライフキャリアデザイン」と題した講演を聴きました。そうよ、こういうのが大切なんだよな、世間の流れ的には、と感じて珍しく一瞬たりとも居眠りしなかったことからも、私の聞き耳の立てぶりがわかろうというものでしょう。語学学校であれ何であれ、若い世代の学習者で構成される学校体である以上、こうした観点を欠いてはならないのではないか。また私がここ最近ずっと抱き続けていた「生涯発達」の視点を取り入れることは間違っていないのだとの意を強くしました。一般に、日本語学校の多くはこの分野では遅れているのは確か。昨日のホスピスとそのあとで話をさせていただいたみなさんのマインド、すなわち私を支持して下る方々の姿も思い起こされます。

 一方で、返す返す考え、同時に挫かれるのは、周囲でこの理念に共鳴してくれる方の少なさ。皆無とまではいいませんが、主張する人間は実質私一人のようなものといっても過言ではありません。人的資源が限られている今は無理かと思うと、暗い気分に。でも、将来的にだって資源が豊かになる保証はおそらくないのですから、やるしかないとの思いもあります。

 他方、社会常識や社会人としての資質に欠ける面があることの否めない私の唱えることゆえ、説得力に欠けることもまた否定できない気がします。というふうに、ぐずぐずあれこれ悩み、逡巡し、ごく限定的な実践にとどまっている状態が、かれこれ数年も続いていることを認めます。今までを準備期と捉えれば、ぼちぼち脱皮する時期かもしれません。このままではつまらないですし。
# by 1220hagiwa | 2012-01-15 22:57 | 本 編 2012
1月14日(土)  杉並区和田町
 とんでもなくバタバタしていて、ホッと一息ついた今日。都内にある、とあるホスピスの見学会に参加しました。昨年来聴講している講座で紹介のあった、見学会というより勉強会のようなもの。15名の方々と建物の中を見て回り、ホスピス施設長の先生ほかからお話をうかがう時間を持ちました。
 
 勉強になりました。聖路加病院のような、すべてが(値段を含め)立派な施設とは違った、ごく良心的な利用料やシンプルな造りもさることながら、明るく開放的な雰囲気。スタッフの方もやわらかい感じでした。私も将来入りたいと、冗談ではなく思いました。

 でも、なぜホスピスを?と思われるかもしれませんが、私にはごく自然な流れ。『病院で死ぬということ』という本に接したのは10年以上も前になりますが、比較的身近に感じていたところに、学会やらなんやらでここ数年のうちに大きなテーマが自然に見えてきて、結果として今回の機会に恵まれたわけです。

 が、それとともに重要な出会いがありました。昨年末に訪ねた会でお姿を拝見した、犯罪被害者遺族の方とじっくりお話しさせていただくことができたのです。共通点がいくつもあるということもあって、単なる親近感以上のものを感じずにはいられません。明朗でさっぱりしている方で、私は元気が出ました。他の方も、語学学校という枠を超えた私の方向性に賛同してくれました。
# by 1220hagiwa | 2012-01-14 23:01 | 本 編 2012
1月9日(月)  奈良の森
 静謐な物語でした。偶然か、昨日に続き、これも二人芝居に近い『もがりの森』を観ました。『萌の朱雀』以来のファンである尾野真千子さんの熱演が印象的。『カーネーション』とは全く異なる役を演じられる実力者です。でも、残念ながらテーマ性は今一つ共感しにくいものでした。その一方で宮崎駿さんの自然観、生命観とつながっているとも感じられました。ロケの森は、ひょっとして奈良あたりかなと想像していたら、やっぱりそうでした。まるで走ったことのあるような、そんなふうに思えた私の勘は、侮れません。これでもそれなりのオリエンテーリング経験者です。

 テレビで「太(ふとり)」さんというお名前を初めて知りました。専門学校で「多(おおの)」という方を知っています。さすがに「細(ほそり)」はいるのでしょうか。そういえば、先日入ったファストフード店の女性店員は「休石(やすみいし)」さんでした。少なくとも12万、多く数えると28万とも言われる名字。立派な日本の文化です。本当は、もっと時間をかけて、きちんと教えたほうがいいだろうと思います。そこに日本語、日本社会、日本文化の精髄が流れているからです。

 たけしさんの番組で、日本語の起源、仮名文字の由来等をおもしろく紹介していました。映像にはかないません。早く我が家もデジタル化を進めねば。

 世間を騒がした留学生の事件は、私が恐れていたそのままの、最悪の結末を迎えてしまいました。言葉がありません。
# by 1220hagiwa | 2012-01-09 21:57 | 本 編 2012
1月8日(日)  たいした女優さん
 ・・・だなぁ。宮沢りえさんをそう思いつつ観ていた『父と暮せば』。実質、原田芳雄さんとの二人芝居で作られた名作に感動しました。原田さんも貫録ですが、宮沢さんの愛らしさが全面にあふれていました。広島弁を縦横無尽を使いこなし、滑舌も素晴らしい彼女は、日本を代表する女優さんでしょう。

 ですが、これを授業で扱えるかというと、また別の話。学生が原爆、被爆者といったトピックを理解したうえで主人公の思いに共鳴できるかどうか、予想しがたいところです。明瞭な方言にとっぷり浸れる機会ではありますが、全体では難解と言えると思います。その一方で、目下の震災と重なって観ることもできます。その発見に我ながら納得しています。

 劇中にも出ていた宮澤賢治。それで思い出したのは、先日の『千と千尋』。千とカオナシが夜の鉄道に乗っていくシーンは、まさに『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせます。その『銀河鉄道』を昨年末に再読したのですが、まったく、実によくできた物語。確かに、どこかで議論があるように、結末にはまだ続きがあってもよさそうです。そうだ、昨日の公開講座でも、賢治の作品の根底に流れる思想が、「震災中」の現在の日本社会に意味を持つのではないかとシンポジストが言っていましたっけ。わかる気がします。

 投稿原稿を再チェックしていたら、同じ語彙の繰り返しがあったり、つまらぬ間違いが見つかったりして、冷や汗もの。私の読み方、甘すぎです。何か所も何か所も手直しをしたうえで、ようよう投函しました。こんなのでいいのかしらん。
# by 1220hagiwa | 2012-01-09 00:04 | 本 編 2012
1月7日  石田 千 『踏切趣味』 筑摩書房
 一篇一篇、なんとまぁほっこりすることよ。穏やかな気持ちにならないわけがありません。そういう、お見事エッセイ集。こんな視点で書かれると、街が色づいて、愛しくなります。たゆたってみたくなります。

 偶然ですが、今回の芥川賞にもノミネートされているらしいです(小説作品が)。他の作品も注文中です。
# by 1220hagiwa | 2012-01-07 23:34 | 本 編 2012
1月7日(土)  最初で最後
 「震災と宗教」というテーマのシンポジウム@明治学院大学横浜キャンパスに参加。時折車内広告をを見ては、一度訪ねてみたいと思っていたシリーズで、今日ようやくその機会が。いざ行ってみると、戸塚駅から奥に入った丘陵地。細長く南北に広がるキャンパス。トレーニングには適していると思いました。

 シンポの中身ですが、途中までは興味深く聴けました。宗教学者、哲学者の方が壇上に上がり、初めて聞くお話が多い一方で、そりゃ言わずもがなだろ、というトピックもありました。しかし後半、震災後(現実は震災中といっていいとの指摘あり)の皇室、特に皇后と宗教の関わりないしはつながりに話が及んだところから、皇室論議に逸れてしまいます。肝心の司会者がそれに執心して?しまったため(他の方に「それはあなたの趣味」と突っ込まれていました)、なんだかあれあれっという流れになったのが、不満。その中、淡々と受け答え、コメントを寄せていたある名誉教授の枯れ方が、天晴れでした。それはそうとして、私は何を学べたのか。もう少し、落ち着いて振り返りたいです。

 帰りは延々山下り。こりゃ、ちょっとした散歩です。駅の手前、チョコクロとアメリカンで暖まりながら昨日届いた本をめくり、要点を頭に入れようとちょびっとがんばってから帰途につきました。

 この国際学部付属研究所主催の連続シンポジウムは、今回で最後だそうです。ということは、この地にはおそらく二度と行くことはないわけで、ちょこっと残念だなあ。
# by 1220hagiwa | 2012-01-07 23:28 | 本 編 2012
1月6日(金)  Fの選挙
 マンガの授業に、再び取り組むことにしました。一昨年初めて試し、試行錯誤(というと聞こえはいいですが、つまりは行き当たりばったり)ながら学生にはある程度喜んでもらえたクラス。この一年まったくマンガに接しておらず、よって新作も知らず、今はただ不安しかありません。が、せっかくの機会だととらえます。本屋にまた足を運ぶことになりそうです。

 衆院選の年です。中学時代のクラスメートF君(自民党)が、私の居住地・神奈川8区での再選を目指しています。でも、ここ半年以上、彼の演説姿を駅頭で見かけていません。被災地でボランティア活動でもしているのかとも思いますが、かといってわざわざ彼のHPを覗くわけでもなし。彼は市議会議員が合っていると思いますし、この選挙区はみんなの党の党首の優位が揺らぎません。ただ、この党は外国人政策に非常に否定的、後ろ向きなので、その点は受け入れがたいところ。ですから、あとは民主の候補か、F君になるのですが…。どうしますかね。

 一昨年の産業カウンセラー講座でご一緒したクラスメートの女性が、やはり神奈川で出馬を検討していると聞きます。決してお若いわけではりません。でも、その意気込みは、尊敬するしかありません。年齢ではないのですね。

 ずっとたまり続けていた紙類を整理整頓。併せて、送られてきた学会誌の必要部分だけざくっと切り取り、あとはあっさり廃棄。某大会での発表への応募原稿もそっと用意しつつあります。採択されるかどうかは別に、原稿作りはいい動機づけ、いい練習になったと前向きに考えます。
# by 1220hagiwa | 2012-01-06 23:15 | 本 編 2012
1月6日  伊集院 静 『続・大人の流儀』 講談社
 連載エッセイを、急ぎまとめたのかと思えました。それほど、前半部には切れのない、茫洋とした文章が散見されました。でも、徐々に氏の気合と思いが伝わってくる文章に接することとなり、読後感は、例によって爽快。格好がいいんだなぁ。私と180度違う。肝っ玉が違う。根が違う。
# by 1220hagiwa | 2012-01-06 23:06 | <番外編 2012>
1月4日(水)  映像から思う
 映画の授業を準備していると、昨年協働した先生を思い出します。昨春結婚し、目下(あの?!)ギリシャ在の彼女。かの国の金融危機関連の話題に接するたびに、ううむと心配になります。しかし、対応の柔軟性、バイタリティのありそうな方でしたから、生きながらえていることは確かだと自分を納得させます。

 その授業で例年使っていた「おくりびと」を今晩テレビで再視聴して、別の授業で扱うことにしました。ストーリーや心理描写を追う前者ではなく、語彙を含めて項目を取り上げる予定の後者の授業にふさわしいと考えたためです。いくつものポイントがあるので、問いかけの工夫によっては学生一人一人から、その生い立ちに基づいた貴重なメッセージが発信されるはずです。それを大切にしたいと思います。

 ついでながら、昨夜は「死神の精度」をチェック。原作と合わせ、これはこれで、学生とともに考える際に使えそうな気がしました。

 萩原朔太郎の終の棲家があったという、世田谷・代田に、私の父方の祖先が眠る墓地があります。そこで、墓参ついでにぶらっと回ってみました。鉄塔そばに建てたということだけで、それという表示があるわけではないのですが、おそらくこの辺かなとの「当たり」はつけました。「らしい」場所、を勝手に推測しただけのことです。ちなみに、その家は自分で設計したらしいです。

 それとは別に、詩作のみならずそんなデザイン性がとてもモダンで、装丁にこだわっただけのことはあります。ちょっと思い出してみても、先日の図録(このデザインもなかなか上出来)をめくってみても、彼の詩集は中身だけではなくその外側も洗練されていることに気づきます。音楽方面の活躍を含め、多彩な方でした。もっと生きていたら、さぞかし魅惑的な作品を生んでいただろうにと惜しみます。ただ、詩作については亡くなる数年前に絶っていたようです。
# by 1220hagiwa | 2012-01-04 23:01 | 本 編 2012
1月3日(火)  6:51
 今年の年賀状は、おやっと思えるような予想外の人からのものはなくなり、出した分ほぼそのままをいただくという、無駄のないやり取りになりました。そんな中で、小学校の最初の担任だった先生からはお返事がなく、年齢も年齢だけに、もしや…と気にかかります。会える方には会っておくことを心がけたいです。変な話、いなくなったらおしまいです。

 もうお一人、大学時代に一度だけ、確か仙台あたりのYHでたまたま一緒になった他大学のオリエンテーリングの知人がいます。以来、年賀状だけのやり取りを、まさに一年に一度だけの意思疎通を続けています。顔はきっとお互い覚えていません。それより、互いの筆跡のほうになじみがあります。そんな不思議な縁が、絶えることなく細く長~く続いています。神戸にいる彼とは、いつか会えると思っています。笑うよりほかないような、おもしろいつながり。
 
 日の出の時刻、正月三が日は6:51。毎年変わりません(当たり前か)。でも、日の入りが確実に遅くなっていることもあって、昼間の時間が長くなっていることを実感するここ数日。2週間ほど前だったら、夕方4時半すぎには真っ暗になっていたことを思うと、日がたつのはは速いと思わずにいられません。 

 母校は、駅伝、ラグビーともに振るいませんでした。無念。こんなあいにくの年始もあると気を取り直します。
# by 1220hagiwa | 2012-01-03 23:23 | 本 編 2012
1月3日  徳田雄洋 『震災と情報』 岩波新書
 どこまで大手メディアの情報を信頼していいのか、皆目わからなくなります。いや、むしろ参考程度にとどめて、自力で探したほうがより事実に近づいていくのではないかと思えてきます。そういえば、日々接するYahoo!でも、政府発表すなわち大手通信社の記事をそのまま流していたことを思い出します。日々の情報がとうに私レベルの人間の理解のキャパを超えていることを再認識し、ますます無力感に襲われます。

 元旦の記事からは、結局産業界のお偉い方々は経済成長神話から脱し切れていないことがうかがえます。必然的に、原発依存体質は変わらぬまま。経団連は、何を学んだのでしょうか。そして、日本のリーダーたる立派な先生方は。震災から。
# by 1220hagiwa | 2012-01-03 23:01 | <番外編 2012>
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